登山修行1〜5
2012年6月10日〜7月12日


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2012/6/10〜7/12 登山修行1〜5

まちゃ氏に御嶽山を薦められる。

山自体はそもそも好きな方なので、
オススメされたら行ってみたい。

しかし3000m超はヤバイ。
真夏の仙丈ケ岳で
雨と風に晒されて死ぬかと思った。

腐ったカッパで体が濡れて、
森林限界より上で風をモロに受けると
夏でも死ねる。


他にもまだ知らない危険があるやもしれぬ。

修行しよう・・・。

とりあえず、日帰り登山を10回やってみることにしました。
数字に意味も根拠もない。


全部の山をフルレビューは不可能なので、
『一山あたり写真三枚』を基本にふり返るです。

その山でもっとも良かった一滴をお送りいたす。


フルレビューなら
山レコ』とか『この方のサイト』を参照すればいいでね。

特に後者のサイトとは趣味が合うので、
山選びの際、とても参考にしております。



1、笠置山(恵那市)2012/6/10
最初の一山は笠置山。

中津川の陸上競技場で練習していると、
いつも目にする目立つ山。

山頂付近まで車で上がれちゃうんですけどね・・・。
笠置山からの眺め
恵那市街
恵那市中心街を一望できます。

このお手軽さでこの景色。
いいの?こんな楽ちんで?
フラッシュ焚くときれいに写る
ヒカリゴケ
あらあらヒカリゴケも。

いいの?こんなに楽ちんで???

しかし落ちたら死ぬ。
ここから始まるぜよ・・・。
(この岩の20m手前まで車で来れます)


全然修行になってないよ・・・。
装備もテキトーだし・・・。




2、南木曽岳(南木曽町) 2012/6/17
梅雨の雨上がりに向かった南木曽岳。
国道19号からしょっちゅう見ていたので選定。

南からのルートが、
距離が短い割に標高差がそこそこあり修行に最適。


しかし思ったより雨が降っていたのだね・・・。
登山道がそこらじゅう水没している。
登山道らしい
水没登山道
渡渉になる場所もあり
靴が何度か水没しました。

滑ってコケたらウォータースライダー。
死ねないとすごく痛いと思う。

しかし登山靴ってすごいですな。

ちょっとの水没ならば
浸水しないんやね。

ローカットの登山靴ですが、
それでもここまで防ぎきれるとは。

鎖!梯子!霧!
梯子な鎖場
情報通りの急さで、
梯子や鎖場だらけです。

中腹からはずっと雲の中だったので、
汗だか霧だかわからないもので
全身ビショビショに。

このころから
『カメラが壊れる』と言い続けている。

げこ
ヒキガエル
なぜか登山道の真ん中にヒキガエル?が。
どいてよ。

近づいても避ける気配がないので、
脇を抜けて通過。

なんてやつだ。


全部雲の中だったので景色はよくありませんでしたが、
変化に富んだ登山道や
アスレチックな場面など
非常に楽しかった印象。

とても気に入っている一山です。

二山目にして登山が楽しくなる。




3、霊仙山(多賀町) 2012/6/24
滋賀時代に忍な仲間と登った霊仙山。
同じルート『榑ヶ畑』からもう一度登ってみました。

しかし時期は梅雨の真っただ中。
ヤマビルだらけ。

登山口についた時点で
一組が餌食になって引き返してきていました。

前はこんなんだったっけ?
無防備で突っ込んだような・・・。


今回は対ヒル装備は万全。
あと、危険そうな場所は駆け抜けた。


目にする植物は
トリカブト、マツカゼソウやらの毒草、臭い草。
あとはクサイなどの固くて食えない系。
マツカゼソウ
マツカゼソウ
このマツカゼソウは
我が学科の植物2大巨塔をもってしても、
名前がわからなかった難敵。

一属一種とはねぇ。
ミカン科マツカゼソウ属。サンショウに近い仲間。

青臭い柑橘系のにおい。
食べたら口の中がすごいことになりそうです。。

類推が効かないので、
『知らなければわからない』植物でした。



おかしいな、おかしいなと思っていたら
上の平原に出て合点がいった。

シカが大増殖している。

歩いているとどの方向でもシカを見られる。
警戒音鳴らされまくり。
腹立ちますねー。
シカだらけ
上の写真、何頭のシカが写っているでしょう?
画像にマウスカーソルを載せると、
ちょっとわかりやすくなります。

答、37頭

拡大するとこんな感じ。
シカ拡大
シカまみれ
腹立ちますねー。

自衛隊さん、
実弾訓練にどうでしょう?




この辺りは、
以前来たときには一面の笹原でした。

それが今では・・・
ダメな寒冷牧草地と同じような植生。

要するに、固くてマズイ草ばかり。


木本はアセビなど、これまた毒木が目立ちますが
10年も持たずになくなると思う。

餌が限界までなくなると、
毒だろうが不味かろうが、シカは食べ始めます。

反芻胃内の菌の力で、毒すら分解する。



見晴らしは抜群だけど・・・
彦根方面
彦根方面
腹立ちますねー。



4、夏焼城ヶ山(豊田市) 2012/7/9
夏焼城ヶ山山頂
山頂は雲の中
また天気の悪いに日登ったもので・・・。

家の玄関から歩いてスタート。
そんな超地元の山です。

毎朝見るので
気になっていたのですよ。

稲武の街並み
展望台より
寒くて小さな谷。
住んでみると良いもんです。

谷を一望できるこの山、
良い感じです。

住んでいるところを上から見るのって
楽しいですなぁ。
スーパーリアルGoogle Earth。
凄い解像度だ!

旧道からの城ヶ山
この眺め好き
街をいつも見下ろす
地元に愛される一山です。




5、陣馬形山(中川村?) 2012/7/12
今度は妹おすすめの伊那谷にある陣馬形山へ。

おすすめポイントはコレ。
伊那谷!!!
伊那谷
伊那谷一望。

アルプスに挟まれた谷。
うちの谷とはスケールが違う・・・。
これはもう谷というか平野というか。

ちなみに、ここの50m手前まで
またしても車で来られる。

今回はちゃんと歩いて登ったけど。
はいきんぐ〜♪
ナイス登山道
実に『良い森』。
歩いていて気持ちが良い。
シカの気配もないことはないけど、
そこまでひどくない印象。

立地とシカの分布からするに
『悪化の途中』だろうけど・・・。

子ジカと出くわして飛び掛かるも、
登山装備ではシカと戦えるスピードは出ないな・・・。



今思えば、
十分クマが棲める森です。

黙々と高速で歩くと出会えるかも。




甘いものはイイ・・・。実にイイ・・・。
カフェ
陣馬形山を眺めながら
下の道の駅でかふぇ〜。

なんだかんだで山を楽しみだしている
修行1〜5でした。


体力的には、
気がついたら下りで膝が笑わなくなっていた。

水の必要量はここまでの登山では2L。
ほぼ使い切る。

自分のスピードもだいたいわかってきた。




修行は順調であります。
良い山たちでした。


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