琵琶湖一周・二日目前半(2003.5.4)
湖西地区(大津市〜高島町)
あらすじ
自転車で琵琶湖一周の旅にでたBUNさん。4日の晩に地元からミノさんが遊びに来るので早く帰らなくてはならない。
とはいっても琵琶湖の名勝地は見ておきたいのでただとばせばいいというわけではない。
はたしてミノさんは今晩泊まれるのか?BUNは無事に帰れるのか?そんなこんなの琵琶湖一周2日目です。
朝4時起床
ううう・・・眠い・・・。さすがに眠りが浅いな。野宿には習熟が必要だ。
なんだか外が騒がしいので外を見ると・・・
ゲッ、原チャ暴走族が運動場にいる!(BUNは某学校の渡り廊下にいます)
まっず〜、見つかったらろくなことがなさそうだ。
急いでテントをたたんで4時半に出発。
しかし後でわかったけれど、このあたりの公園にはBUNと同じようにテントで野宿している人がたくさんいます。
そこで一緒に寝れば安心かも知れません。まあ、そこの人が必ず安全かどうかはわかりませんが。
この夜、不安にかられたためか、
Hな夢見をみた・・・。
アホちゃうか俺・・・とも思いましたが、生命は命の危機を感じると子孫を残すって話は本当なのかもなあ、
とも思いました。ああぁ・・・俺もつまるところお猿さんなのね。
さて、気を取り直して出発です。
ここは瀬田なので、すぐそばに『瀬田の唐橋』があります。
朝5時半くらい。ここで『瀬田の夕照』、『瀬田・石山の清流』ゲットです。ほとんど同じ場所ですな。
夕照jではありませんが細かいことは気にしません。気にしたら負けです。
さて、ここで昨晩暗すぎて見にいけなかった矢橋帰帆島へ向かいます。
今まで来た道をちょっと逆戻りです。なんてこったい。
矢橋帰帆島への橋。うんしょうんしょ・・・、いい道です。
入り口が見当たらないので適当にフェンスを乗り越えて島の公園に侵入です。
島の中に入るとなんだか臭い・・・。・・・そうだここには下水集中処理場があったんだった。
確か草津市、守山市あたりの下水を一手に引き受けていたんだっけ。しかしこの臭い・・・中味が漏れていないか?
公園内でいい景色を探す。う〜ん、とはいうものの『帰帆』は帆船が帰ってくる光景のこと。
今の琵琶湖に帆船なんてないよ。ヨットでもいいのかな?どの道早朝すぎて船はなく。
『矢橋の帰帆』
朝焼けの街。帰帆じゃなくて残念。
いい眺めだ〜、と思ったのもつかの間、この公園にどこから入ったのかわからなくなりました。
特殊能力(?)"方向音痴"を遺憾なく発揮しこの島の中を延々1時間さまよってしまった。
ああぁ・・・時間がやばい。
まずいと思ったのでここから急ピッチです。
急いで次の目的地、『石山の秋月』を目指す。
石山本願寺のあたりに見える月がきれいらしい。確かにきれいそう、今度また来よう。
『石山の秋月』
石山本願寺です。朝早いのでGWなのに観光客一人いません。当然門も開いていない・・・。
ちょっと高校生が歩いているくらいかな。
ここいら辺は後日改めてゆっくり来たいですね。
ここからついに湖西を北上を開始です。現在朝7時、残り10時間。
『粟津の晴嵐』が見つからない・・・。いったいどこだ・・・?
それっぽいものはあったが変に新い公園なので写真は取らなかった。
ここの景色は死んじゃったのだろうか?調べ直しが必要かな。
そのまま北上を続けると、BUNが何度も陸上の試合をした『皇子山』のちかくで
『三井の晩鐘』に到着しました。
えっ・・・ここってお金取るの?ずるいぞ!『旅人には施しを』じゃないのか!?
えっ?それはキリスト教?気にしない気にしない・・・。ここも結構きれいなお寺ですねえ。
くっ、時間の無さが痛い。これだけのもの達を駆け足で見ていこうとするのには無理がありましたね。
それではすまないほどの見るべき内容がありそうです。
ガンガン北上しますよ〜。次は『唐崎の夜雨』です。
ほおう、ここに雨が降ったら結構きれいそうです。雨の森のいいにおいが好きです。
しかしこの森、実はかなり小さくて、この撮影をしている真後ろには太い道が走っていたりします。
こういう古くからの景色を守るのは大変なのですね。
そして次は、三河のおばあちゃんが一押しの『堅田の落雁』の場所、浮御堂です。
一風変わった建物ですね。この建物のあたりに雁(もうこない?)が来るのですかね。
ここも入場料を取られる。仕方がないので横っちょから無理やり撮影。
警備員の人が親切で助かった。トイレも貸してくれたし。
ここは特にきれい。ぜひ行ってもらいたい。このあたりは道が狭いので車で行く人は注意。
ありゃ、ちょっと失敗。比叡山のいい写真が撮れていない。比叡山は"忍"ででも征服しよう。
あと、『雄松崎の白汀』が見当たらない。う〜〜ん?ちょっと勉強不足ですな。
疲れたのと時間がないのとで探す余裕がありませんでした。
さて、ここでついに大津市を脱出。長かった、8時間も大津市に滞在していた。
さすがに県庁所在地だけあって広いこと、広いこと。参ったな、こりゃ。
大津市を抜けて志賀町に突入します。志賀町は自然がいっぱいです。ダイナミックな自然です。
しかし、長時間走っているとかなりつらいものがあります。なにせ景色が大きいので同じ景色が続きます。
しかも道路がこれでもかというくらいまっすぐです。精神汚染されるぅ〜。
しばらく志賀町の環境写真をどうぞ。
左:ちょうど田植えのときです。水田に移る空色と、山の緑のコントラストが非常にきれいです。
しかも視界いっぱいに広がっています。これは壮観。
右:レンゲがきれいだぁ〜。この道、1kmくらい続いてるよ・・・。
さて、湖岸をバリバリ走っているとなにやらおもしろげなるものが見えます。
『白鬚神社』・・・何の神様なんだろう〜?琵琶湖はいろな信仰の対象みたいですね。
ここで撮影中に謎の自転車集団に追い抜かれました。
特に恨みはありませんが、とりあえず勝負です。マウンテンバイクに負けるわけにはいきません。
ママチャリVSマウンテンバイク、戦いの火蓋が木って落とされました。
このあたりの道はちょっと下っているのか、風がよかったのか、とても快調に飛ばせました。
おかげでなんとママチャリでマウンテンバイク集団をぶち抜きです。ざまーみろ。
マウンテンバイク集団の先頭の人が『なにぃ!?』と言っていたのが快感です。
時々挨拶してくれる旅人もいて、走っている人がみんな仲間に見えてきます。
こんなちょっとした人との触れ合いっておもしろいです。
う〜ん、そういえば単独で旅している人は少ないですねえ。
一人旅って珍しいのかな?かといって人と群れる旅ってのはあんまり好かないしなぁ。
特に大学の張り紙で時々ある『一緒に琵琶湖一周しませんか?』ってのは絶対ダメだなあ。
どうも肌が合わない。ぬるい仲良し空気がちょっと苦手です。
さて、文章が長くなってしまいました。
次回最終回です。どうなることやら・・・。