忍な醒ヶ井養鱒場探訪 2003.9. 30.


霊仙山のふもと
養鱒場入り口
なんか怪しげ
霊仙山に登った帰り、醒ヶ井養鱒場があったので入ってみることに。
JR醒ヶ井駅を通るたびに看板があって気になっていた施設なので、結構楽しみです。

入ってすぐの広場にて。
マス
これは・・・
うわ〜、なんかあるよ!
『マス』という文字と、魚の形に並べられた石・・・。
なんだか不安になってきました。


ちょっと入り口の雰囲気では不安になりましたが、
この養鱒場、歴史はかなりしっかりしています。
なんと明治11年にビワマスの孵化場として建てられたそうです。
霊仙山からの年中12℃の湧き水を使って、様々な魚の養殖を行っています。
やはりきれいな水は必須なのですね。


エサ
マスのエサ20円
価格の割りに大量に入っていて、
正直、エサをやるのに飽きてくるまで楽しめます。
そこら辺の水路にもマスが大量にいるので、
ちょっとエサを投げ込んでやると
群がるマス
気持ち悪い
どばーーーーーー!!
うひゃあ!この群がり方は怖い!
施設内に大量の池と、水路があるわけですが、
そこらじゅう魚だらけです。これでもかというほどに!

イワナ、ニジマス、ハリヨ、チョウザメ、アマゴ、ビワマス・・・etc


養殖している魚だけでなく、水族館的な展示もあるので、かなり魚の勉強になります。
ぱっと思いつく魚はたいていここで見ることがでる感じでした。



水族館的
イトウ
イトウもいた
見た魚で驚いたのはイトウ。
なんてでかいのだ!
(水中の写真はあんまり上手く取れませんでした。)
1m越えるのが普通にいる。まだ大きくなれるらしい。

イトウは北海道に棲んでいて、
特に大きな物になるとシカを丸呑みにしてしまうらしい。
(誰だ!こんな嘘を吹き込んだのは!?)


それにしても体長1mオーバーの魚が足元をうようよしている光景はかなり怖い・・・。
いや、ここに飛び込むのは無理だって。喰われる・・・?



ニジマス水槽
水槽展示
水族館のようになっている建物もあり、
外の池だと見にくい魚も、こちらではよく見ることができます。

アルビノ個体とかも展示があってかなりおもしろい。
ハリヨ(場所によっては天然記念物)とかも見れていい感じです。

チョウザメ
チョウザメ
現在アユ、マスの研究は大体行くところまで行ったので、
チョウザメなど新たな魚種の研究に力を入れているそうです。

やっぱりコイツからキャビアが取れるんだよなあ。
体長1mくらいだけど、どれくらいのキャビアが取れるんだろう?

電照施設
電照施設
日長を調節して、マスの産卵時期をコントロールしているそうです。
そんなことができるとは知らなかった。
菊とか植物だけかと思ってたよ。


時期によっては、マスのつかみ取りとかもできるらしく、結構楽しめます。
魚種がかなり豊富なので、魚の勉強したい人にもお勧め。
エサをまいたときのマスの動きはちょっと怖いですが、見ものです。

なんだか寂れた感じでしたが、
研究施設だけあって見せるとこはちゃんと魅せている感じなので、
醒ヶ井養鱒場、お勧めです。




でもね・・・帰りがけに養鱒場のお土産屋さんで
『今朝入れたばかりだよ〜。』
といわれて買ったマスの甘露煮がね・・・

一匹変に酸っぱかったんだよ。

(もう一匹はおいしかったのに・・・。)


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