ニワトリの命をもらう  2003.6.12


死んだ直後のニワトリは暖かく、体内はまだ熱いと感じるほどでした













































































































画像はイメージです
・・・なわけで





































悪い冗談はここまで・・・

(解剖の写真はないので安心してご覧ください。)













フィールドワークの授業で育てたニワトリを殺して解剖しました。













血抜き

首の皮を裂き、中の動脈のみを切ります。

血が吹き出ます。生きている。

酷ですが研究のために血は絞り出します。

体重60kgの人間でも血液は5g・・・

あんなに小さなニワトリの血液は非常に少なく、一滴も無駄に出来ません。

だんだんと動かなくなって、目がうつろになって・・・・・・・・・・・・・



見たくないけれど必死で見ました。

見なければニワトリに申し訳ない。







解剖

実験なので内臓を取り出して重量を測らなくてはなりません。

胸骨の終わりの下から胸を切り開きます。

もうほとんど血は出ません。しかし熱はしっかり残っています。

死んだ直後のニワトリは暖かく、体内はまだ熱いと感じるほどでした。

命の力



解剖はしかとやりました。

ニワトリに報いるためにもできる限り自分でやりました。

それでも5羽・・・残り15羽の冥福を祈ります。

爬虫類や魚類に比べて臭い・ぬめりが少ないので非常に楽です。

内臓の勉強もしっかりやり、肉の取り方も教わりました。



死んだ直後の肉は光沢とともに鮮やかに光っており、本当にきれいです。

生きている肉がこんなにもきれいとは知りませんでした。



スーパーで鳥の肉を見るとどの部位の肉か形でわかるようになりました。

パックにつめられてしまえばただの肉ですが、

こうしてニワトリが、牛が、豚が、殺されている現実は皆知っておいたほうがいいと思います。





解剖したら肉が気持ち悪くて食えなくなる、と言っている輩もいますが

そんなことはない、

命のありがたみをこれほど感じられることはないです。



むしろ肉を今まで以上に大切に、噛みしめて、味わって食べられそうです。

『鳥が好きだから鶏肉食えない』なんていうのは死んでいった鳥に失礼だと思いました。





ニワトリの命をもらいました





番外編に戻る