生物資源管理学実験Vその@
サイレージの品質評価
2003.11.20


はじめに
 この実験はBUNとは他学科の科目・・・。しかしBUNは他学部他学科単位は満了・・・。
この授業、完全に趣味で取りました。趣味なんだからネタにしてもいいかな・・・、
いやむしろネタにしないと本来空き時間だった180分を使った意味がない!!
ということでHPに登場です!


サイレージ
 一言で言うと『草の漬物』です。
冬の間の牛の餌不足を補うために、夏の間に牧草を乳酸発酵させて保存したものです。

そんなサーレージを作って品質を調べてみました。さて、どんな条件のサーレージがいいものなのやら・・・。



はいはい、ここに1ヶ月漬け込んだ(?)サイレージがございます。

左のは標準の2倍の水を加え、嫌気状態(嫌気の方がよい)で置いたもの。
袋を開けると味噌のような臭いが・・・。(コードネーム:味噌)

右のは標準の水の量だが、失敗して好機状態になってしまったもの。
カブトムシを飼っている入れ物のような臭いが・・・カビが生えていた。(コードネーム:カブトムシ)



では早速サイレージの品質を検定しましょう。
基本的には感覚で点数をつけて判定しますが、pHによる検定も使います。

よ〜くつぶして成分を抽出します。


は〜い、抽出液です〜。くっさ〜〜。


pHメーターで計測です。うまくいくと乳酸発酵するはずなので
酸性の方がいいです。


さて、まずは『味噌』のpHは・・・
4.7。いい感じに酸性ですがプロ仕様に比べると弱いらしい。
が、教授のやつよりも低pHだった。水の量が不適切だが、なんか知らんがうまくいった。
多分材料にした牧草の水分が予想よりも少なかったのだろう。

総合評価飼料として優れる





次に『カブトムシ』・・・明らかにヤバイ色している・・・。黒い。
少なくとも牧草はこんな色じゃない。
この検査、感覚での判断として臭い、色、触感、
を見るわけですよ。
こんな気持ちの悪いもん食えるかっ!!






といいつつも嗚呼悲しき芸人魂・・・。

何でこんなもん口に入れてるんだろう・・・。あ〜土みたいな味がする。


ん?先生、何変な顔してるんだ?
先生『変なバクテリアがいるかもしれないから大量に食べちゃダメだよ。』


そういう肝心なことは先に言ってくれ!!!


ふう、一段落・・・さて、pHでも計測するか。

pH=8.37!?
アルカリ性だと!!?



何らかのバクテリアが発生していたことがほぼ確定。



食べるんじゃなかった・・・。


総合評価:飼料に不適、食べるな危険。


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