3日目 ケイブ&ベイスン国定史跡


洞窟と湿地〜Cave & Basin〜

 次に向かったのはケイブアンドベイスン国定史跡です。
バンフが発展するもとになった温泉の史跡です。
なんでも大陸横断鉄道建設時の技師がこの温泉を偶然発見したそうです。

バンフって根っからの観光街ですなあ。
ここがカナダ発の国定公園になったというから
バンフの礎というだけでなく、カナダの礎なのですな。


この入り口のあたりから硫黄臭がプンプンします。
いいなあ〜この硫黄臭。


始まりの温泉
これが正真正銘、初めてバンフで発見された温泉の跡。
ここが温泉観光町・バンフの始まり。

ほんわかほんわか湯気が立ち上っていて、
この付近はほんのり暖かいです。



斜面に通路があって
(熊に注意とか不安な看板があったり・・・)
ずんずん進むと、出た出た、温泉ですよ〜!
水泳禁止!
泳ぎませんって!
う〜む・・・奥に見えるのは温泉だからって、飛び込む奴はいないと思うが・・・。
思わず入っちゃうところが大陸的?



温泉わくわく
この白いのはまさしく
硫黄!!いかにもって感じです。
立ち上る湯気と、硫黄の臭い・・・あ〜温泉に入りたくなる。
まあ温泉は後で入りに行くのでここでは我慢我慢。





温泉パワー
温泉が流れているおかげで、ここだけ緑があります。
お湯の影響下にある場所だけは氷結しないどころか、
緑に覆われています。
カナダで緑色のコケとか草を初めて見た感じがします。
この下流に広がる湿地も広範囲に緑色でまるで季節がここだけ違う様。
鳥や魚の集まる貴重な水場になっているようです。
温泉の中にしか棲めない固有種もかなりいるようで、この辺の生態系のまさに基盤です。

こんなにも温泉の効果が大きいとは知らなんだ・・・。




どうも一番最初の施設化された温泉らしい。(再現)
やけに深いな・・・。

入ると$2.5くらい取られるので、上から覗いた。
どの道入浴はできないのでこれでいいや。


この史跡の温泉には手を触れることすら出来ません。

それはなぜかといいますと、
このあたりの温泉には↓こんなマイマイがいるらしいです。

で、こいつらが非常にデリケートで、人間の油分に晒された程度で死んでしまうらしいのです。
こんな繊細なやつで、しかも世界でここにしかいない・・・
そりゃあ保護せにゃいかんよね。

シゲさんこんな奴知ってます?





『温泉の恵みは人だけのものにあらず』
まさにそんな感じをうけた。ただ入るだけのモノじゃないのだね〜。






さて、生物への温泉の恵みは十分わかったので、
次は俺が温泉の恵みを享受しに行くかな!


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