オクラホマ!
2015/4/23-4/29
2015/4/23(木) そうだ・・・アメリカへ行こう。 旅の(真の)目的地はとある研究所。 こちらの動物群を進化させるアイディアを持ってはいたのですが、 国内では先例もなく文献も乏しい。 果たして可能なのか? 自分の半ば独断で突き進んでよいのか? 道に迷ったなら 前を行く者を参考にしよう。 文献の中で何度かお目にかかった『あの研究所』へ向かうべく、 助成金を書いてゲット成功しました。 しかし満額ゲットできずに、 各所からお金かき集めるのは 一苦労だったですばい・・・。 主訪問先の研究所に関しては この場に書くと アレがアレしてアレになると良くないので割愛。 ただ以下の画像のようなものを観るのが真の目的です。 メェェェェ 広っ! お金をあちこちからかき集めた関係で 年度末に発表をしないといけなくなったので、 その発表原稿をネットでダウンロードできるようになる。 BUNの正体知っている人は探せば見つけられるかも。 まるでまじめな人のような文章を。 従ってここに書くのは 『どう見てもお前遊びに行ってるだろ!?』な 旅の脇道話です。 遊びに行ったんじゃないよ! 本当に修行の旅だよ!! とはいえ 主目的の研究所よりも 強い衝撃を受けた出来事があって、 それがいまだに胸を焦がし続けています。 そんな旅でした。 向かった先はオクラホマ州。 何があるか全く知らんね。 ここがオクラホマ州だ!今回知った!! 『オクラホマミキサー』が思い浮かんだが、 現地で聞いたら発祥の地ではないらしい。 というかアメリカ人にもオクラホマミキサーって通じるんですな。 成田空港からシカゴオヘア空港を経由し、 オクラホマ州のウィルロジャース国際空港を目指します。 日本からシカゴへの便で隣席にいたアメリカ人紳士によると、 オクラホマ州のイメージは 『ひたすらまっ平ら』、『竜巻』、『農業』 だそうです。 シカゴでも十分平ら シカゴの時点でもすでに真っ平らな印象なんだけど・・・。 乗り継ぎで数時間を過ごしたシカゴオヘア空港、 アメリカ最大級の空港だそうで、とにかく広い。 シカゴ空港(乗り継ぎ待) 色々なお店があるのだけど、 スターバックスが少なくとも4店舗もあった。 スタバ1 スタバ2 スタバ3 スタバ4 『アメリカには日本のコンビニ並みにスタバがある』とかいう 嘘臭い話を聞いたことがあるけど、 本当なのかもしれない・・・。 コーヒー切れると死ぬのか・・・? 空港がこれだけ広くてもコーヒーの補充には事欠かない。 この日(4月23日)の時点でシカゴのモクレンは満開でした。 モクレン満開 愛知県平野部より1ヶ月程度、季節が遅いです。 こりゃ冬は相当寒いで。 愛知県山間部と同じくらいズレてる。。 オクラホマは愛知と似た気候とのことなので半袖で来てしまった。 外気に触れたらけっこう寒かった。 まだまだオクラホマまでの距離を感じる。 まだまだ空港で遊びます。 シカゴと言えばシカゴピザ! すなわち、ディープディッシュピザ。 シカゴピザ 空港で見かけてついつい食べてしまったよ。 さすが本場。 生地が縁の深いお皿のようになっていて、 具がたくさん入っているずっしりしたピザです。 チーズ!チーズチーズチーズチーズ!!! 断面図 まさにアメリカ。 一回自分で作ったことがあって、 本物がどんな味か気になっていたんですよ。 ハンバーガーとかピザとか ジャンキーな食品をけっこう好むので、 あちこちでついついパクパクと・・・ アメリカ最高だぜ! ・・・この食い道楽が後半にダメージとなってあらわれる。 体に悪いのがわかっているので 普段ジャンクを避けている体には厳しい食生活だった! 家を出て14時間・・・ オクラホマシティのウィルロジャース国際空港にとうとう到着。 オクラホマシティ この写真だけ見ると大都市ですが、 都市なのは本当にこの中心部分だけ。 これでも一大地方都市と言える規模だそうです。 少し離れるとすぐに 農地か放牧地か何もないか・・・真っ平らです。 飛行機の真摯の言う通り。 日本の半分程度とは言え雨は降るので 草原と低木と言った景観です。 砂漠という感じではない。 昼の2時過ぎに到着したわけですが、 日本時間は真夜中。 サマータイムを加えて時差は14時間。 完全な昼夜反転です。 この時差による時差ボケに耐えられるかが この旅最初の懸念事項でした。 いきなり初左ハンドルで車を運転しなくてはならん上に 眠気が加わったらと想像すると かなりの緊張感。 前述の隣席の紳士にこの話をしたら 「You are brave.」 やっぱりちょっと無謀? 自分にとって大きなトピックだったので 車についてこってりと書く。 教習所で30分でもらえる国際免許(まさかの厚紙製)を片手に 飛行機に乗っていたのですよ。 空港のレンタカー屋さんで車を借りてみました。 滞在期間中は全部車で移動。 店員さんに「日本人ならNISSANだね」などと申されて VERSA 出てきた車はNISSAN『VERSA』。 日本名『note』でした。 都会農場の人と同じ車種、同じ色。 この車毎日見てるよ・・・!! せっかくアメリカなのでフォードが良かった。 しかし当然左ハンドル。 あと漢のナビなし設定。 やはり旅は地図だろう。 標識さえ見えれば何とかなる。 空港から研究所までの約80kmは 迎えに来てくれた先方の先生が運転してくれて 大いに助かったです。 向こうだと送り迎えまでしてくれるのが普通だそうで、 レンタカー使うBUNが異質だった模様。 クルーズコントロールが付いていたり、 革巻きハンドルだったりと 装備がよくて驚きました。 向こうのレンタカーって こんなハイグレード装備なものなの? 保険以外は特に設定していないのだけど? しかも空港で一番安い会社使ったんだけど?? 100km直線(信号もない)だったりするので クルーズコントロールが大活躍。 なんて便利な装備でしょう。 いいなぁと思ったけど、 BUNの生活圏だと高速道路くらいでしか恩恵がなさそう。 ワインディグばっかりや。 山でクルーズコントロールしたら死ぬ。 左ハンドル右車線は 最初は予想通りすごい違和感でした。 それ以上に制限速度の速さが怖い怖い。 この道、このカーブをその速度で行っちゃうの!?な世界。 ハイウェイは片側5車線あったりしてさらに恐怖を増幅。 怖いので基本的に右端走行でした。 こんな道でも無料 あと聞いていたとおり左折が難しい。 定番の「ウインカー出そうとしたらワイパー動いた」も頻発。 ただ、基本操作はやはり車なので 慣れるのにそんなに苦労を伴わず。 トラクター含め、いろんな車に乗ってるでね。 悔しいけど運転しやすいぞ、日産! でもちょっとチャージャーの音がうるさくないか? 滞在期間で650マイル(=1040km)運転したため 旅の後半には基本的な運転には問題がなくなっていたのですが、 一点、最後まで克服できなかったのが、「バック」。 ギアをバックに入れて 後ろを向くぞ・・・という場面で つい左側へ振り返ってしまう。 左座席でこれやると、 ヘッドレストとピラー以外に何にも見えませんな。 右側に振り返るべきなのですが どうしてもやってしまう。 帰国後はすぐにマイカーを問題なく運転できたので 「これで左右どっちもいける!」と思いきや、 曲がろうとしたらワイパー動きよった。 そこはチャンネル切り替わらんのか! 集落と集落の間は制限速度60〜70マイル。速いです。 まっすぐでしかない道 だいたいこんな道だからね・・・。 集落に近づくと徐々に制限速度が下がり、 集落中心部やスクールゾーンなどでは 15マイル程度まで減速します。 みんなきっちり制限速度を守っていて まずその速度で走っている。 運転マナー自体も良い。 無理な運転はしないし、譲ってくれることが多いです。 遅くても煽られないぞ! 逆に速度違反には厳格らしいぞ!気をつけよう! アメリカのコップメン怖そうだもん。 (*イメージ:太めの黒人、革ジャン、サングラス、警棒を弄びつつ、ガム噛んでる) 落ち着いてこれば 運転慣れるのは時間の問題。 左奥の建物が宿 研究所をチラ見してから最寄りの街へ移動して この日の活動は終了。 来てしまったぜ・・・。 |