生物資源管理学実験VそのA
卵質検査
2003.11.27


はじめに
 鶏卵の貯蔵が卵質に与える影響を調べる実験です。
HUユニットという卵の新鮮度をあらわせる式で判断します。
HUは卵の重量(殻含む)と卵白の盛り上がりの高さから求めます。
サイズが同じならば、重くて卵白の盛り上がった卵の方が新鮮なんですねえ。

実験には一班で60個の卵を使います。
全部の卵を割るのでかなりステキなことになりました。
BUNがケーキ屋さんにでもならない限り、一日であんなに大量の卵を割ることはないでしょう。

それにしても・・・卵って量が集まるとくさいですね。おえっ!



道具達

60個の卵たち・・・。白いのが大学産、茶色いのが市販。
鳥の羽の色は白が優勢だけど、卵殻色は茶が優勢らしい。



卵白高を測る台。特殊用途用だから多分すごい値段。



卵白高計測器。こうやって使います。



卵の強度を測る圧力計。
『ギギギギ・・・パキョッ』となります。なんだろう?この快感は・・・?




結果
 HUユニットの値は卵が古くなるにつれ低くなっていました。
(=卵は古いほど鮮度が落ちる。当たり前ですね。)
HUユニットは卵の鮮度を示していることが確認できました。
HUの値から見ると市販の卵は生まれてから1週間前後で出荷されているっぽいです。
それにしても一月前の卵が一個腐って(?)いてものすごいにおいがした。
ビジュアル的には吐しゃ物みたいになっていた。うげえ。
硫黄臭はしなかった。あれに何が起きていたのだろう?

そういえば
冷蔵保存のほうが室温保存よりも卵の鮮度低下は鈍いみたいでした。
さあ、卵は冷蔵庫へ。BUNは室温の方がもつと信じていたので驚きです。




つわものどもがゆめのあと
色々なデータを取り終えると・・・。
これだけ集まると気持ち悪い。
・・・うげええ〜。やばいくらい卵がある。全体で300個くらいの卵がある。
黄身の色って結構差があります。餌に混ぜられた色素の量の差でしょう。
色素添加無の卵はタッパーの真ん中の辺りの卵みたいな黄色に。


つかえるものは再利用です。さすが環境系大学。




というわけで、

そのまま実験室で調理です。

この実験室、料理道具が揃っている・・・。実験器具なんだか調理器具なんだか区別がつかない。
うわあ・・・こんなにいっぱいのとき卵見たことないぞ。
オムレツが異常にでっかい・・・。


これでも氷山の一角。クッキー、プリンなんでもあったりする
なんか1か月分のコレステろールを一気に採った感じがする。


それでも卵(中味のみ)があまったので、タッパーに入れてもらってきました。
ところがバイト中にバイト先の冷蔵庫(型が古い)の中の金属の板の上においておいたら、
バイトが終わると・・・
卵が凍ってる!?

しまった!あの金属の板は
冷却版だったのか!!





まあ兎にも角にもおいしい実験でした。

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