日々是冒険

2014年11月
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11/15(土) ホウレンソウの芽

こんばんは
外から銃声が・・・
猟期に入ったんですな。
BUNです。

山農場に潜伏して
データ採りやらなんやらを。




お、2週間前に植えたホウレンソウが発芽している。

ホウレンソウの芽って、
イネ科の芽みたいなひょろひょろなんですね。

一瞬、
「雑草しか生えてねぇじゃねぇか!
(騙しやがったな『現代農業』!!)

軽く絶望。

落ち着いてよく見ると、
ホウレンソウを撒いた区画だけに
イネ科もどきが。

調べてみたらそれこそがホウレンソウ。
アカザ科ってこんな感じの芽生えなんですね。

・・・アカザ科だと思っていたら
最新の分類だとアカザ科丸ごとヒユ科に編入されていた。

ということで、
ホウレンソウはヒユ科。



とりあえず発芽はできたので
あとは霜から守りながら育てます。
なんか収穫できるだろう。


あと、ホウレンソウ第二陣を植えました。
第三陣をまた2週間後に植えます。

1週間隔で植える予定でしたが、
3区(=14日の幅)では狭いかと思い、
2週間隔にしました。

これなら最初と最後で28日ずれます。
早生と晩生の差くらい開いた。

第一陣を植えた時点で
種の播種適期を過ぎているので
これでもいっぱいいっぱい気分。

さてさてどうなることやら。



11/14(金) 失敗?

こんばんは
寒くなってきて本調子に。
やはり寒いほうが体の調子いいです。
BUNです。


ひーん、
先月人工授精したウシが
発情しちゃってるかもしれぬ。

ウシの発情確認で一番確実なのは
『乗駕許容』を示していること。

発情個体が
他の個体に交尾するかのように乗られても
拒否せず逃げない状態になることを指します。

乗っている側は
発情認定にはちょっと不足。
もうひと押し。


先月種付けした個体が
他の個体に乗っかっている。

下の個体はあまり乗り気でない・・・。
これは上の個体が発情しちゃっているかもです。



初人工授精は失敗か。

手技が早くできても種がつくとは限らぬ。

人工授精の手技以外にも
ウシのコンディションとか
種が付かない要因はいろいろあるんですけどね・・・。

怠らず腕を磨けということですな。

頻繁に直腸に手を突っ込んで
感覚を鍛えるとしよう。

それが一番と講習で習ったでね。


11/11(火) 鯖そうめん

こんばんは
滋賀県の長浜へ~。
久しぶりの琵琶湖で琵琶湖パワーを吸収。
BUNです。

かねてから食べてみたかった
滋賀県の郷土料理、鯖そうめんを食べてみた。

温かいそうめんの上に
鯖を甘辛く煮たものが乗っています。
鯖はへしこみたいな感じ。

波に見立てて盛りつけられたそうめんが美しい。

そうめんも鯖の煮汁+出汁のつゆがかかっている模様。
生臭くなりそうなところを
一番上に乗っている山椒の葉がカバー。

うん、おいしい。

にしんそばの兄弟って感じ。

湖北地方のハレの郷土料理。
まさにごちそうでした。
今度作ってみよう。
味を覚えるために来たのです。





otaka氏より薦められていた
『ヤンマーミュージアム』へもぶらりと。

ここはすこぶる良い・・・!

農耕機械だらけだー!
エンジンだー!!

いつもお世話になってます。



パワーショベルのシュミレーターがあったので
乗ってみると、
ものすっごいリアルにできてる!

運転席はパワーショベルそのままで、
大型液晶の中に映し出されたアームを操作します。

レバーを操作した後の振動やアームの揺れが
まさに本物さながら。

土をすくう時の振動まで。


操作自体はいつもの通りで楽々と。


スタッフに
「運転したことありますね!?」と指摘される。
素人面していたがバレた。

液晶画面内の奥行きがわかりづらく、
そこで操作に時間をくったので
そんなに良いポイントは出せませんでしたが、
この機会で練習すればきっとうまくなれます。


しかし一番の練習は
『実機のアームで地面に線を引く→消すを繰り返す』
だと思っております。

線は前後の動きで引きます。
できた線の深さが一定になるように行うのが
練習の要訣。

これを素早くできれば
たいていのパワーショベル操作はできるはずです。



ヤンマーミュージアム楽しかったー!
教えてくれてありがとう。



11/9(日) 共進会

こんばんは
平地でも紅葉してきましたな。
BUNです。

友人の農家さんが出るとかで、
ホルスタインの共進会に行ってきた。

共進会というのは
いうなれば『美牛コンテスト』。

ウシの外貌を見て、
姿の良し悪しで評価し、競うコンテストです。

美牛コンテストと言ってしまうと語弊大有で
本来の目的は
乳生産力や連産性、強権性などの能力を外貌から判断し、
乳牛改良を促進するというもの。

体格の改良が
乳量にはもちろんのこと、
早いサイクルで何度も子どもを産める能力にも影響を及ぼします。

国ぐるみでやってるでね。



ジャッジングは
体格60点、乳器40点の配点です。

いつも慣れている黒毛だと
この乳器の配点は無いです。

あと、体型の判定も結構違う。
黒毛で良しとされてもても
ホルではダメという形質もある。



会場について早速裏に回り込むと、
まず目に飛び込んだのは
ウシを高圧洗浄機で洗う人!

そこまで洗うの!?
ホルも逃げないし。

うちも出荷前にはブラシくらいはかけるけど・・・。


さらに、

毛をバリカンで刈り揃えている人も。

もうつるっつる。
刈り揃えるとこんなにきめ細やかな美しさになるのか!
(*黒毛でやる人はいない)

毛刈と洗浄はもはや必須事項な模様。

ウシマジピカピカ。

糞する気配を察知したら尾を持ち上げて、
さらに事後にお尻を紙でふく係の人もいた。

尾と尻もピカピカ。

友達はそこでウシの尻を見張っていたので
あまり声をかけられず。
相当に神経使っていました。




本番の審査は、
未経産5階級+経産5階級の
合計10階級が競われます。
相当に分け方細かい印象。

自分でも点数つけながら観戦。

審査法に関して
教科書的な知識は知っているものの、
実際どんなウシにどんな点がつくのかは
見てみなければわからない。


未経産の方は
体型のみの審査なので
黒毛と微妙に基準が違うものの、
順位がだいたい予想通りになりました。

問題は経産。
審査に乳器が入ってくるとわけがわからん。

乳の審査難しすぎ。
こんなでかい乳は普段見てないからなぁ。

それでも審査講評を聞きながら
観ていくうちに少しわかってきた。

全階級の勝者から選ばれる名誉賞部門では
準優勝個体は当てられた。

でも優勝外すとは・・・!
修行が足らん!!



ホルと黒毛の違いはあれど、
牛の体を見る目は鍛えられます。

それ以上に良くできたウシを見るのは楽しくて、
半日で帰る予定が
最初から最後まで会場にいてしまいました。


ここでは5年に3回開催で
御殿場で全国大会のある年もあるそうで。

これ楽しい。
黒毛版もあるそうなので
そっちも行ってみよう。


11/8(土) スプリントデュアスロン

こんばんは
この大会って
季節的に寒いはずだったのに、
ここんところそういう印象がない。
BUNです。

初めて出たとき寒かったのですが、
以降、毎年『暖かい日』に恵まれて
割とよく動ける大会に・・・。

11月頭って寒い方が
普通じゃなくなっている・・・?




今年最後の試合です。
前試合から中二週間で
ちょっと故障を心配しつつも、
お祭りムードな大会なので楽しい。

100m11”96(+0.4)600点
200m24”76(-0.9)606点
1202点:114位/244人



今回も何とか11秒台を出せました。
前回のが調子によるまぐれ走りではないと言える。

調子は前回のほうが良かったのですが、
スタートは今回のほうが良かったので
あわせてこんなもんのタイムかなと。




しかし200の方が悲惨ですな。
160m程度で死んだも同然。

いくら走りの無駄を減らす方向へ改造していても、
そもそも200m分の走力がありません。

どうあがいても
無いものは無い。


たくさん走り込まないと
こればっかりはなぁ。

下手にまた練習量を詰め込むと
故障リスクが上がってしまうので
200mやりたいなら別の手を考える必要がありますな。



今回もまた、
というか今シーズンを故障なく終えることができました。

これから冬練習に入りますが、
今までのようなストライド向けではなく
ピッチ、効率向けの練習中心となります。

メニュー考え直さないと・・・。
何やったらいいんだろう・・・?



11/7(金) 決起集会

こんばんは
今回も二紀展行けた。
BUNです。

好きな先生の絵がなくてちょっと残念。

彫刻の『宙』がよかった。
部屋に欲しい。

白い石製のつるんとした物体。
よーく見るとソラマメの形。
そういうこといか!





助成金申請の時に
共同研究者に入れてもらえたのだけど、
助成金落ちちゃった一派の
残念会と称した顔合わせ。

申請時には
メールだけでやりとりしてたという。


今回は飲み会だけではなくて、
調査フィールドの一つである某湿地の見学にも。

これがトウカイモウセンゴケで、
こっちのがシラタマホシクサか・・・。
なんか山農場の牛舎裏に生えていた気がするなぁ・・・。

あそこも思いっきり窪地で湿地でした。
調査に行かなくては。





本物のフィールド屋さんらと回るフィールド。

BUNさんニセモノフィールド屋ですからなぁ・・・。
農地のような制限屋外か
ロードキル拾ってきては部屋で処理のパターンが主。

無制限屋外は
実は(?)得意ではない。

フィールド系のような顔していますが、
突き詰めるとラボ系になってしまうのですよ。


この助成金チームが助成金ゲットできても、
BUNさん、フィールドでは役立たずですな。

自分にできるのは
手持ち標本と各地の標本からデータを吸いだして
徹底的に分析するのみ!

とりあえず部屋からは出んぞ!




そういうつもりなのか、
このチーム自体が
かなり多様なメンバーで構成されております。

自分にできることをするのみ。

毎回いっぱいいっぱいでやってっけどね。


11/6(木) アカシア

こんばんは
アカシアの棘って毒あんのかな?
BUNです。

正確にはニセアカシア=ハリエンジュ。

若い木の幹も枝も棘だらけ。

伐採するときに
こちらのあっちこっちに刺さってきて痛い。

刺さった場所のダメージが
他の刺し傷より重い。

棘の先端部、1㎜にも満たない部分が
皮下に残るのも原因の一つと考えますが、
それを加味してもダメージ深い。

傷自体は浅いんだけどなぁ。


刺さったら早々に
棘を引っこ抜くようにしています。



調べてみたら
幹、葉といった全木に毒成分があるですが、
成分、効果が判然としません。

ヤギなんかは
ある程度慣れているのもあるでしょうが、
ニセアカシアの葉を
平気で食べています。

多量に与えると
少し糞が緩くなる日もあるくらい。


とりあえず人間に棘が刺さると
炎症を重くして傷の治りを悪くする様な気がする。

検証には自傷行為を要するため、
絶対にやらぬ。






チェーンソーで伐倒した際に
自分に倒れ込んでくるものは
本来脛に付ける草刈りのプロテクターを腕に装備することで対処。

棘が鋭すぎて
皮手袋すらも貫通するので
手の平の防御には非常に悩まされます。

ガントレットみたいな金属小手が欲しいな・・・。



11/5(水) 人工授精第二回

こんばんは
ナンキンハゼも赤くなってきましたな。
BUNです。

せっせと人工授精。
身近で練習機会が多くて助かる。

今回のウシは
当方最大個体・・・ですが・・・
なんか直腸が狭い。

その割に頸管が近いな。

うんしょうんしょっと・・・
頸管に注入器が入らない!?

頸管は間違いなく掌握している。
しかも下から手でがっちり支えている。
理想的。


おそらく膣壁がだぶついて
注入器がぶつかっているんでしょうな。

ちょっと戻してだぶつきを回避すれば・・・
うーん・・・うーん・・・

うーーーーーーーーーーん????



習ったあの手段を試してみるか・・・。
経験ないのでぶっつけ本番。

頸管をつかんだまま奥へ通しこむ。
そうするとだぶつきが伸びて
注入器を通しやすくなるらしい。


それでも・・・
あれ?

ウシがちょっといきんだら
子宮の位置が動いたらしく
すんなり注入器を頸管に入れることができました。


そういうことか。
このポジション、手の感覚、
忘れるべからず。



ちょっと時間がかかって20分。
すまん、ウシよ。
次回までにもうちょっと早くできるように修行しておく。

まぁそのためには
ウシが何頭か練習台にされるんだけど。