日々是冒険

8月前半


過去の冒険

トップ


8/15(水) マンゴー

こんばんは
殺人的暑さから逃げるため山農場へ・・・。
でも結構暑い・・・。
BUNです。



この間、口周辺が軽くかぶれた。

父にも同様の症状が出ていたので
なにか共通して食べたものが原因らしい。

BUNとBUN父は
植物かぶれを起こしやすい体質です。
ウルシ系に限らず、
植物全般にやられる可能性があります。

素手で草むしりとか、自殺行為。



直近に食べたもので怪しいものといえば、
前の晩に食べた
マンゴー。
(*以下『マンゴー』とはマンゴーの果実を指します。)


特殊なのはこれしかない。




その時には検証できなかったので
それで話が終わっていたのですが、
今になってふとマンゴーを調べてみると、

マンゴー:ウルシ科マンゴー属の植物


なんと!?
マンゴー、ウルシ科だったのね。


困ったときのWikipediaを見ると・・・

■参考→Wikipedia:マンゴー


しっかりとマンゴーとかぶれについても記述されています。

かぶれの原因物質、
ウルシオールが含まれているとの事。

そりゃあかぶれるって。





本当にマンゴーを食べただけでかぶれたみたいです。
どんだけかぶれやすいねん。

こんな危険な果物だったとは・・・。
味は結構好きなだけにへこむ。



マンゴーを食べたときには、
母(かぶれ難い体質)が皮を剥いたのは
幸いでした。

マンゴーの実のかぶれエキスは
普通の人には効かないっぽい。



自分で剥いていたら、
手が丸ごとかぶれた可能性が。

恐ろしすぎる。


うっかり触ってもアウトかもしれないので
八百屋さんに行くにも
細心の注意が必要になってしまった。



八百屋でかぶれに警戒が必要になろうとは・・・。



8/14(火) ゴロゴロ

こんばんは
昨日でぴよりが2歳!
BUNです。


三河の祖父母の家に帰省。

高校野球を見ながら
部屋でゴロゴロ・・・。

一日中、寝ているのと起きているのとの
中間をさまよっていました。

このだらだら感、たまらん。


しかし今大会の高校野球は
接戦続きで見ごたえがある。

いや、まどろんでいてほとんど見れていないのだが。


高校野球は
プロでは起きないような
色々なことが起きて楽しい。
漫画かドラマのよう。

ほんとうに、甲子園には魔物が棲んでいると思う。




お墓参りもいかずに
眠り続けました。


・・・疲れてる・・・?



今週発生したかぶれ(?)の症状も
なかなか酷く、
こりゃあちょっとまずいかもしれないなぁ。

明日は病院へ行こう。




学校へ行くつもりだったが
休んでしまった。


研究は明日から〜。
研究は明日から〜。



8/13(月) 熱海

こんばんは
かぶれ?た・・・。
BUNです。



熱海に一泊二日で出かけてきました。
高校のときの仲間+1での
いつものお出かけです。


すっごい温泉街で、
見渡す限り温泉旅館やホテル、
高級マンションだらけです。


相当昔からの湯治地なだけあって、
筋金入りのリゾートです。

ここまで徹底的にリゾートしていると
かえって感心します。

中途半端なリゾート地だと
なんか白けますが、
ここはなんかテンション上がる。




海のそばにすぐ山が迫っている地形で、
山に登れば見晴らしがとても良いです。

遠くに見える伊豆半島と
伊豆大島の眺めが壮観でした。

いいなー、この広い景色は・・・。

久しく見ない琵琶湖を思い出す・・・。

この『広さ』、とても好きだ。


これは予想外に良かった。






げ、『秘宝館』!?熱海にもあるのか!?
『忍』の3人の精神をズタズタにした
『伊勢秘宝館』の悪夢が蘇ります・・・。


今回は秘宝館を避けて
穏やかな観光を履行。

秘宝館・・・秘宝館はいかんぞ・・・。






けっこうのんびりと休むことができました。

幹事さんたち、
良い会をセッティングしてくれてありがとう。
感謝感激。

宿の料理がとてもおいしかったし(特に塩辛)、
宴会もいい感じに激しかったです。

良い夏休みになりました。






最後になりましたが、
どうして熱海かというと
『富士山の見える温泉に入りたい』
と言ったのがきっかけかなぁ。

・・・が、
熱海富士山見えないじゃん!



・・・冬に伊豆あたりでも行こうか。


8/11(土) 合宿最終日

こんばんは
へろへろへろ。
BUNです。


骨格標本からわかることについてと、
この合宿の総括の日です。

さすがにこれだけ濃厚な5日間は疲れた!



毎晩飲み会で
お酒が足りなくなるほど盛り上がっております。
これには嬉しい悲鳴です。

3年生がとても楽しい連中で
後半の飲み会では
先生、TA、3年生入り混じって歓談できました。

3年生の感想文を見ても
この辺を良く評価してくれた模様。

飲み会は遊びといってしまえばそれまでだけど、
人とのコミュニケーションや
関係を広げたり深めたりするのに
大事な場だと思う。

特に、自分と歳の離れた人と話すのは役に立つ。
就職活動の面接とかにすごい有効でした。


研究室の仲間や3年生との会話、授業の進め方、
実習自体の内容、
自分としても勉強になった合宿でした。




楽しみすぎてくたくたってのが
この合宿の端的な感想かなぁ。


また会おう学生達よ!


8/10(金) 合宿4日目

飲み会していて書けなかったので
メモ的に。つらつらと。




動物管理の実習として
山羊の削蹄と駆虫をしました。

この実習の授業担当はBUNです。



もともとヤギ管理をしていた研究室にいたので、
授業の講師をすることになりました。

削蹄も駆虫も何度もやっているので
『自分でするのは』楽勝です。



今回は以下に授業をマネジメントするかが
自分自身の課題です。






1区画目の山羊を相手にするときは
ついつい自分が削蹄をしてしまい、
ちょっと流れが悪かった。

都会農場からの付き合いの山羊がいるので
その蹄は自分で切ってやりたかったので・・・。



しかしこれではまずい。流れ悪すぎ。


次の区画では修正します。
自分は記録係に徹して、
学生が困っているのを見つけたら
他のTAを向かわせる。

かなりスムーズになりました。

常に全体を見渡せる位置でなければ、
冷静な判断は下せない・・・。



この授業が終わって
自分としてはやっと合宿の山を越えた感じです。

授業の前フリで何を喋るかとか
考えるのでけっこう緊張気味でした。

授業難しいなぁ。


8/9(木) 合宿3日目 比較解剖

こんばんは
毎日お腹いっぱい。
幸せ合宿。
BUNです。


合宿3日目。

昨夜13時間眠ったおかげで
今朝はすっきり、朝から快調。

昨夜の飲み会はすごい楽しかったらしい・・・
ううう・・・人が寝ている間にうらやましい。



今日は比較解剖実習です。

食虫目のジャコウネズミ(地中生)と
げっ歯目のハムスターの解剖(地上性)です。

外見は結構良く似た2種ですが
開けてみると結構違う。

ハムスターは
・歯が切歯しかない
・胃が2つ!→複胃だったとはさすが草食
・胆嚢が無い→肉食わないからかな
・精巣下降する→割と普通
・盲腸(でかい)の中身がものすごくくさい→盲腸で消化


ジャコウネズミは
・歯は奥のほうまである。
・脾臓が体の割りに大きい→造血作用が大きい
・腎臓が可動式→狭いところを移動するため
・褐色脂肪組織→体温調節能力が低いので必要
・腹腔内精巣→下降しない!?この系統だけかも
・盲腸無い→本当に無い。大腸と小腸の境が不明瞭。
・1匹2万円!?



比べると見えてくる2者の違い。
解剖や形態は比較してこそ面白い。

一緒にウサギ(双歯目)も見たかったなぁと思いつつ。
それはまた今度ロードキルでも拾ってみてみよう。

いろいろなものを見ればこそ、
いつも見ているものの特殊な点に気がつけるというもの。


ニワトリ以外の鳥や、
鳥類以外の生き物をもっと見なくては。

鳥はなぜ鳥なのか?
この答は未だよくわからず・・・。






夜の宴会のテンションが
日に日に上がっているらしい。

明日の『大宴会』・・・
農場が吹っ飛びませんように・・・。



8/8(水) 実習2日目 蜂に刺される

こんばんは
山農場でもそこそこ暑いなぁ。
下界はそろそろ溶けているだろう。
BUNです。


山農場での学生実習にTAとして参加中。
二日目は比較解剖と食資源探索です。


種々のげっ歯目(ネズミ系)、食虫目(モグラ系)を
剥皮して綿を詰めて仮剥製にします。
要するに、皮は本物のぬいぐるみです。



午後は、この地域から長野県にかけての文化である、
『蜂追い』をします。

たんぱく源に乏しいこの地域で
いかにたんぱく質を得ていたか?を体験します。

午前中解剖で、午後蜂追いか・・・
なんかいつもの山農場生活と変わらんような・・・。







いっぱいいる学生を駆使しての蜂追い。
いつもは綿をつける人と、
追いかける人の2人でやっているので
それに比べればとても楽です。


かなーり巣が遠かったですが
程なくして巣の近くと思しき場所に
たどり着けました。

まぁこの付近に巣があるだろうから
あと1、2回追えばいけるかなーと思っていると、
右手薬指が痛い!?

あ、ハチが刺しとる。
結構痛いが、そこまで酷くはないなぁ。
(*ハチはクロスズメバチ)


とりあえず払って周囲を確認。
第二波攻撃はない。

だがおそらく今うろうろしたあたりに
巣があるのは間違いない。
下手すると踏んだかも。

いつもは刺されるより発見するほうが先なんだけど・・・。
初刺され。しくじった。



案の定、すぐそばで巣を見つけました。
笹が少々生えているそばで
通常よりも見つけにくいものでした。

発見!発見〜!
学生大喜び。
自分冷や汗。

ハチが怒り気味なので
学生を巣から離さねば・・・。




蜂毒は水溶性らしいです。
すぐ近くを小川が流れていたので、
指を水にさらせました。
ちょっとついてる。


抗ヒスタミン薬を飲んで
ヘビイチゴの焼酎漬け
(蜂に刺された場所に有効らしい民間療法)を患部に塗って、
あとは大人しく寝る。

刺された日にはお酒も飲めないので
昨夜18時過ぎにさっさと寝たら
そのまま10時間くらいグッスリ。

抗ヒスタミン薬がすごく眠くなる薬っぽい。
特に問題なく生きております。
指がちょっとかゆいくらいか。



酷い人だと全身に発疹が出たり
かゆくなったりするらしい。

『蜂に2回刺されると死ぬ』いう話に
リーチがかかってしまった・・・。

蜂追いに重装備で行かなくては・・・。



巣発見までいけたので
実習としては良い結果でしょう。



8/7(火) 実習一日目。

TAとして参加中。


8/6(月) 肉肉

こんばんは
ゴマダラカミキリが『ぶーん』と飛んできた。
一瞬ゴキブリかと思って背筋が凍った。
BUNです、


年寄りブロイラー、どっかにないかなぁ。

卵用ニワトリ、
卵肉兼用ニワトリ、
愛玩用ニワトリの骨は潤沢に持っているのですが
肉用ニワトリが全然ない。

肉用がないと論文のストーリー的に
とても弱くなってしまう。どうしよう。


肉用のニワトリは、
若いうちに出荷されてしまうものがほとんどなため、
骨が完成した成鳥はなかなかありません。

この間、一羽だけ作れた
ブロイラー成鳥の骨を見ていると、
計測するまでもなく有意差が見える(?)。
卵用種と同じニワトリとは思えないほど違う。

欲しい・・・。
どうしたもんかなぁ。





山農場近くに差し掛かったとき、
激しい雷雨に遭遇。
『ぴか!ドカーン!』くらい雷近かったです。

農場まで11kmのスーパー(最寄)で買い物をしていると
至近に落雷!

BUNがレジにいるときにスーパー停電しました。
しかしぎりぎり全ての商品の
バーコードを読めていたのでお金を払って脱出。

自動ドアが手動ドアになっていました。



ここから10kmはなれた農場では
雨とは無縁で乾いておりました。
山の天気よのう。



8/5(日) 金券

こんばんは
体力回復してきたかな。
BUNです。

けっこう頻繁に競技場で跳躍を続けていたので
跳ぶたびにハムストリングが
はっていたのですが、
やっとこさはりが取れた感じ。

筋肉のはりと一緒に
精神のはりも解けてゆるゆるです。
しばらく試合できんなぁ。

どの道、さらに記録を伸ばすには
踏み切りを鋭くすることになるので
負荷の大きな練習をすることになります。

しばらく修理期間。







青春18切符を2回使ったので
この夏はもう用済み。
あとは売り払う。

名古屋の地下で金券ショップを見て回ると
買い取り価格にけっこう差があるなぁ。


販売価格はどこでも11400円くらい。
しかし、買い取り価格は
残高3回の18切符で
6000円のところと6900円のところがありました。


どっちの店が大きいと思います?
前者なのです。

なんか・・・おかしくね・・・?



6000円の店は人の多い通りに面しています。
店頭に人だかりができています。
明るい店頭、にぎわってますなー。

6900円の方は
地下街の外れも外れ。
人通りのない薄暗い角っちょにあります。
よーく見ると金券ショップであることがわかります。


なんでみんな後者を使わないんだ・・・?



実は販売価格のほうも僅差ながら後者の暗い店の方が安いのです。
高く買って安く売る・・・
しかもどう見ても多売ではない・・・

採算体制どうなってるんだろう・・・?


まぁ、店員のおっさん愛想ないけど、
並ばなくてもいいし安いから
暗い方を愛用しますわ。

採算体制が気になるのだけはとめられませんが。


8/4(土) 犬洗い

こんばんは
ネコが一日中廊下でぐったり寝ている。
このグータラめ。
ああ、ネコになりたい。
BUNです。



犬のるうを洗った。

本来白い犬なのに、
近頃なんか薄黒いよ。

毛が抜け切らず暑苦しそうだったので
洗って余計な毛を流してやることにした。




相変わらず水嫌いだなぁ。
海とか川に連れて行くと
自分から平気で泳いでいるのに・・・。

家で洗おうとせず、
川で一日遊ばせておいた方がきれいになるんじゃなかろうか。

しかしこの犬、ひどく車酔いする。
八方塞だな。
洗おう。


激しく抵抗される。
ええい!逃げるな!

見ようによっちゃあ虐待ですな・・・。
ちょっとだけ我慢して!
おとなしくしていればすぐ終わるから。

ペチとかぴよみたいに
自分で羽繕いしてくれればラクチンなんだけど。




引っかき傷だらけにされながらも
何とか洗濯完了。


洗った直後に草むらでゴロゴロされたため、
今度は
なんだか緑色の犬になってしまった。

ううう飼い主泣かせの子じゃのう。



楽そうになって寝ているので
まぁ目的は達成されたかな。


8/3(金) お手伝い

こんばんは
アヒルたちが餌をあまり食べない。
自分でセミを採って食べているらしい・・・。
BUNです。

やつらやっぱり恐竜だ・・・。




骨仲間が講演をするというので
見物に行ってきました。

『お手伝い』ということにしてもらい、
無料で入り込んできました。

骨コレクションを持ってくるというので
それが見せてもらうつもりでした。




一通り、講師さんが話し終わると、
コレクションを実際に見る時間です。

質問が多すぎて講師さんが答え切れない所に、
BUNが答えていたら
いつの間にやら人だかりが。
質問攻めが!
ひぃぃっ!!



結局お手伝いさんになってしまった。
ゆっくり骨が見たかったのだが・・・。

鳥骨なら授業できるな。



『初列風切りがどの骨から生えて
次列風切りはどの骨からはえてるのですか?』

という質問が多かった。

講演で少し触れていた話ですな。

これは恐らく逆。
尺骨から生えている羽を『次列風切』、
手根中手骨より遠位に生えている羽を『初列風切』
という風に定めたのだと思うよ。
(本当かどうかは知らん)

やはり羽に興味を持つ人が多い印象です。
初めて見る骨の世界に
ちょっと戸惑ってしまったかな。






うちの先生風に言うと
『philosophyあふれるよい講演だった』
という感じでした。

骨を見る意義をここまでわかりやすく、
人に納得させられるように話せるとは。


骨から何がわかるかを知ることよりも、
こうやって人に意義を説ける様になることの方が
重要と感じる今日この頃です。


哲学の説き方を見られたのが
実は今日一番の収穫でした。






他に収穫としては
ハシブトガラスとハシボソガラスの骨を見れたこと!
明らかに違う!

死んだ状態になると
区別しにくくなる2種ですが、
骨にしてしまえば識別楽勝です。


8/2(木) 発疹

こんばんは
また台風か・・・蒸すなぁ。
BUNです。


象の祟り疑惑のある、腕の発疹を見せに
ちょっと大きな病院へ。

大きくて綺麗な病院だけど、
2時間半待ちってどうよ。




診断によると
『日焼け+何か化学薬品?の影響』

確かに。
腕のこの部分は、
袖をまくっていたので体で唯一露出していた。
あとは全身つなぎとゴム手袋、麦わら帽でガードしていた。

今年は日焼けでこういう風になる人が多いらしい。



日焼けでダメージを負った皮膚に
台所用洗剤かけて洗ったのがまずかったか。
象の腐肉集があまりにきつくて・・・。



発疹の出方がウイルス、細菌によるものではないそうなので、
明日から普通に学校にいってもOKだそうです。

ふぅ、バイオハザード男にならずに済んだ。


細菌撒き散らし人間とか、
『汚物は消毒だー』されても文句は言えんでね。






ただ、この発疹の中に、
一部かゆい場所があるのです。

ひょっとするとかぶれが混じっているかも。


やれやれ、デリケートなお肌は扱いに困るわ。


8/1(水) 戦場

こんばんは
研がなくても切れ味の落ちない刃物ってないですかね・・・。
BUNです。


月曜〜昨日まで、
昨年埋めた象を掘り出して
除肉作業をしていました。



一日目(月)

1年ぶりにまみえる、7.5t(の秤を振り切った)巨体。
相変わらずでけえ。

そこそこ肉が腐ってはいますが、
まだまだ肉はかなり残っています。

が、すでに臭気だけは十分です。
立派に腐肉の臭いがする・・・。

人間より巨大な腐肉の塊。
こいつぁ・・・たいした破壊力だ!




月曜日は昨年に引き続き、
豪雨の中での除肉作業になりました。
なんでこういうときに降るかな。

片方の前肢後肢と頭を除肉。
去年は外せなかった各関節をバラバラに。
腱が太くて腕一本ばらすのも半日仕事でした。


あと、象牙が抜けました。
でかさに惑わされますが、象牙は第2切歯。歯です。
よう考えたら抜けて当然でした。

これ一本売れば・・・。
いやいや。売れないし。

これを輪切りにして印鑑作るってのは
男なら誰しも夢見るロマンでしょう。



解剖慣れした人間を十数人、
雨と汗と泥と腐肉汁でぐしょぐしょになって
一日で半身がバラすのがやっととは・・・。

やはり強敵です。
山農場ぐちゃぐちゃ。
臭いし泥だらけだし、もはや戦場さながら。

装備をコインランドリーで洗って明日に備えます。
コインランドリーが臭くなった。
地域住民のみなさま、ゴメンナサイ。

夜にみんなでやった麻雀で
先輩が
国士無双十三面待をツモアガリましたが
それはまた別の話。




二日目(火)

雲ひとつない好天。
昨日にまして汗臭い展開。


筋が骨に付いている部位には
手だけで取れる部位と、
刃で切らなくてはならない部位があります。

象でもそれらのポイントがタヌキ、ネコと同じです!
バカでかいけれど
基本は他の哺乳類と一緒とは。

同じようなシステム内で
こんなにも大きさの違う生物が出来上がるなんて、
『生物』の可能性には恐れ入ります。

しかし、骨自体の形状は
タヌキ等よりも明らかにゴツゴツしていました。
体重を支えるために
筋の付着面積を増やしていると思われます。


昨年は大きすぎてわけのわからなかった相手ですが、
ちょっとは観察する余裕が出てきました。

他の哺乳類と共通点、相違点がいくつもあって面白い。
ほんとうに、かなり面白い。



肉を引っ張りながら切るので
腕と背筋が筋肉痛に。
かなりの重労働だでなぁ。

試合から数えて4日間、
体を酷使した結果、夜の10時前にダウン・・・。

目覚めたら朝の7時でした。


三日目(水)

ようやく骨だけになった象は、
車で運ばれていきました。

これでこの象は
そのうち国立科学博物館に展示されることでしょう。

サヨウナラ、象。
また博物館で会える日を楽しみにしてるぞ。



山農場を掃除して、
やっといつもの静けさが戻りました。
激しく楽しい三日間でしたなあ。

年に一回くらいなら
こういう体重1トンを超えるような
巨大動物解剖もいいものだなぁ。

象をばらしたおかげで、
牛サイズなら一人で解体できると断言できます。


次はキリンをやってみたい。






三日目−夜−


腕に発疹が・・・。
象の祟りか・・・???

何らかのウイルス、細菌に感染しているかも・・・。
滋賀にいたときも一回あったしなぁ。
あの時は全身に広がった。
死ぬかと思った。

この手の病気にかかり過ぎて
薬が効きにくくなっているため、
重症化すると入院です。
ナンテコッタイ。


ううう・・・明日から旅行の予定だったのに・・・。