日々是冒険

2012年10月
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10/31(水) 緑肥

こんばんは
うええ・・・
夕方まだ明るい時間なのに
すでに息が白い。
BUNです。


前に書いた
緑肥の肥効について調べてみた。


レンゲの肥効はかなり大きい模様。
10aで4〜5sの窒素に。

山農場では化学肥料で
1年に10aあたり16sの窒素を入れている(2011年)。

その費用はざっくり計算で15000円程度。
化学肥料マジ高い。


対してレンゲ。

5種混合の
牧草地用種子混播セットが7000円/10aなので
レンゲだけならもっと安かろう。
たぶん。

計画にGOが出たら見積もりとってみよう。



いろいろ調べたら
越年できるので白クローバーが良いかなぁと。
酸性に弱いので土のph管理に気を遣う必要があるのに注意か。

同金額あたりで考えると
緑肥の窒素分は化学肥料に劣りますが、
地力増進効果は見過ごせない。

化学肥料オンリーでは、
土は劣化の一途ですからな。

化学肥料の場合には
使った分だけ土壌phが下がるので
中和するために石灰系資材を投入せねばなりません。

化学肥料に石灰の費用も併せて考えれば、
緑肥といい勝負しそう。



『管理の手間』という巨大な人件費に
目を瞑っているけど気にするな。
農民は汗を流すもんだ!



長い目で見ればいい勝負の収量になるのでは。


まぁ、やってみろ、ですな。


10/30(火) 洋書の魅力

こんばんは
長時間トラクターに乗っていると
凍死しそうになる季節。
BUNです。

遅いいいいいいいい!!!

寒いいいいいいいいいい!!!

オープンカーなもんで。





電子書籍洋書をねちっこく調べてみたら
良いモノ結構見つけたぞ!

探せばあるじゃないか。



動物関連の本では、
向こうの本の方がはるかに良いです。
皮なめし本なんかは洋書しか持ってない。


たとえば
動物の足跡や痕跡系の本を見ると、
日本産ではせいぜい動物の足形図鑑どまり。

アメリカ産では、
歩幅で種を同定できるよ!
というところまで踏み込んでいます。

合っているかどうかは置いておいて、
そこまでの内容が市販されていることに喜びを覚える。

そう。
形だけだと判別不能の種があるのですよ。
そうそう条件良く、きれいな足形ばかりじゃないし。

ウンコでも同様のことがあるので
(イタチとオコジョのウンコ、区別つかねー!)、
その辺への言及にも期待。

日本でそこまで知りたかったら
種別で論文探しですわ。

一冊で各分類群が網羅されているというのが
何にも代えがたく貴重。




他にもシカの解体方法の本とかあったよ!

我流+またぎから聞いた話で解体してるもんね。
アメリカの成書の手技には興味がある。

罠の仕掛け方や、皮なめしの本までも。
絶版古書も電子版なら読むことができる。

いやはやたまりませんなぁ。
洋書電子書籍、ヨダレダラダラのラインナップ。




紙の『本』がないのだけはやはり惜しまれますが、
部屋を圧迫されないのは
そろそろメリットだぞ・・・。





紙版との値段差を累積すると、
すぐにタブレットPCの値段に達しそうな勢い。
タブレットPCも安くなったもんねぇ。

うん、買おう、タブレット。

なんとなく面白そうと思っていたツールでしたが、
これと言って使いたい機能があるわけでもなく、
放置しておりましたが、
今の気分ならとっても使える。



kindleアプリのmac版は
使い勝手がイマイチな様なので、
android端末にしてみよう。

何が良いかな。

Amazonつながりで純正kindleかな。



10/27(土) 15

こんばんは
電子書籍で洋書を買うのには
メリットが多い気がするぞ・・・。
BUNです。

送られてくるのに時間がかからないし、
とにかく安価。

『本』という物体好きなので
ブツがないのだけちょっと不満。

・・・と思ってAmazon.com(米国)の
電子書籍を見てみたが、
あんまり欲しいのないですなぁ・・・。

一般向けが多く、専門書系は薄い。





中央アルプス北端の
経ヶ岳に登ってきた。

『アルプス』だけど、
妹のガイド付きなので安心だな!

やはり山修行の延長線上なので、
標高差は過去最高クラス。
距離も長め。



2000m超えたあたりからであろうか、
登山道に雪が残ってるじゃないか!

先週の寒波で降ったか。

あーもうだめだ!もうだめだ!

こんな山一人で来たら死んじゃうよ!

滑落

谷底で動けなくなる
(体中の骨という骨がバキバキなのに意識だけはある)

寒さと夜の闇と獣の気配に数日間震えながら、
一人さみしく、後悔のどん底で息を引き取る

死体は野生動物にバラバラにされて、
肉は食べられるかウジ虫として消え、
遺骨は欠片が数個のみに

遺骨?を見た先輩が一言
「・・・これ、シカの骨だよ・・・」


もうこのパターンしかないね!
一人登山ヤバイね!

もう怖いから今シーズンは2000m超えないぞ。


・・・実際には、雪はほんのちょっと残っていただけですが、
状況によってはもう降るってことですな。




妹が植物に詳しいので
かなり勉強になった。

しかし微妙に怪しいぞ・・・。

『ツクバネソウ』と聞いた植物だが、
wikipediaの写真に比べると
なんか背が低かったような・・・。

リンドウ、ボクチ、マイヅルソウ、ウリハダカエデ、
ツルリンドウ、ウリハダカエデはOKっぽい。



動物ではイワヒバリ目視とイタチ系の糞。
珍しくシカの足跡を発見できず。

クマがいそうな良い森でしたが、
ゆっくりペースだったのと
話しながら歩いたのとで
今回は出会わず。

やはりパーティーは良いな・・・。


単独の時は
遭難の恐怖に駆られてハイペースなので、
疲れるわ、クマに出会うわ、
とにかく最悪です。



カラマツの紅葉美しく、植物豊富で、
歩きやすいし、景色も良い
とても良い山でした。

展望のない山頂など、
低山ハイカーにはたまりませんな。
(*中低山の山頂は林の中なことが多々ある。展望台は別にある場合が多い。)


ペース差し引いても
前の糸瀬山の方がきつかった。

あそこの方が急坂なうえ、
砂質のため下りが非常に歩きづらい。
登りも当然きつい。

今回は
『植物修行』になった登山でした。


10/26(金) ドラフト

こんばんは
クマを見た話を猟師さんにしたら
すごくうらやましがられた。
BUNです。

野でツキノワグマを見たことないらしい。
この辺りにはほぼ居ませんもんね。

「よかったな!」と言われて
ちょっと複雑な気分です。

うーーーむ・・・。

今度はがんばって写真撮りますよ。




某球団のドラフト一位と
BUN母校が同じだ!

あの高校からプロスポーツ選手が出るとは!

プロのあるスポーツいずれでも
そんな話は聞いたことがない。

史上初?



しかしその選手の芽が出たのは
大学に行ってからの模様。

ですよねー。

うちの高校の野球部、
そんなに練習してなかったもん。

筋トレ部屋のカギをかけていたのはBUNなので、
BUNより練習していた人はいない(当時)。




しかし最近は
甲子園の予選で4回戦まで進むなど、
当時よりは活躍目覚ましくなておりました。

『4回戦』でって?


当時は1、2回戦敗退常連校だったよ!

格上と当たると
まだまだワンサイドゲームにされてしまうようですが・・・。


良い先輩が出た様なので
後輩も続いてもらいたいものですな。


授業時間ばかり延びて、
部活は縮小傾向らしいけど・・・。


10/25(木) アーカイブ

こんばんは
ジョウビタキが鳴きだしました。
BUNです。

冬っぽい。

姿は2週間ほど前からちらほらと。



当サイトのフォルダを見ていたら、
過去のトップ写真がかなり残っておりました。

ふと思いつきで
画像ファイルを製作日で並び替えたところ、
どうやら本当にその年を反映した順番に並んだっぽい。

懐かしく思えてきたので
整理して作ったのが
22日にひっそりとオープンの
トップ写真アーカイブ』。

もともとトップ写真には文章が付いていないので
今回も文章なしです。

カメラの変わり目が案外はっきりと見えますな。

歴代の相棒たちはこんな感じ。
FinePix F310(Fuji)

Power Shot S70(Canon)

FinePix S9000(Fuji)

Kiss X2(Canon) 2008年夏あたり〜

K-r(Pentax) 2011年秋あたり〜


ときどき携帯の写真も混じっています。


だいたい2年サイクルでカメラが変わっている・・・。
初代のF310以外は現役ですな。

F310は母にあげた後、
どうなったんだっけ・・・?

Kiss X2は人にあげちゃった。




K-rを大層お気に入り。
安くて軽くてかわいい。
あと、Pentaxのカメラとレンズは良い色だしますなぁ。

しかし山登りで酷使されて
時々心配になるときも。

雲の中で水滴付きまくったり、
BUNの汗をだばだば浴びたり・・・。

ウエストバッグにカメラを挿しているので、
顎から垂れた汗がカメラにかかるのですよ・・・。

ぐう・・・、自分の汗さえなければ
このバッグ、超使いやすいのに。

あと、牛舎で長時間使用すると、
粉塵がカメラに入り込むっぽい。
細かいホコリがたくさん浮いてるからなぁ。




今度は防塵防滴のカメラにしようと決意。

軽さをとってK-30か、
機械的な性能をとってK-5Uか・・・。

ローパスレスのK-5Usは怖くて手が出ない。

機械的な性能差は
案外小さくて多くの機能がどっこい。
センサー、ファインダーは同じだよ・・・。

大きな差が出そうなのはAFくらい?


合理的に考えるとK-30に落ち着くのですが、
K-5Uの方がデザイン好みなのが困る。


悩んだ結果、
『K-rが壊れるまで保留』・・・。


10/24(火) 興味深い

こんばんは
なっ!?
我が先生がfacebook始めてるー!?
BUNです。

『我が先生』の交友を考えると、
薦めたのはきっと『あの先生』だと思う。

ぐう・・・先生にお友達申請したいよう・・・。

こういうとき偽名でやっていると困るな・・・。
なにせ『知らない友達』だらけになってしまったからな・・・。

それはそれでおもしろい状況なので
本名と偽名とを接続させたくない。

本名でもう一個アカウント作ろうかなぁ。




クマ愛護の某集団に訪ねてみたい。
『日本の山のシカについてどう考えているか?』


シカが各地で激増しているのは
ご存じのとおり。

シカが増えまくった山では、
植生がアセビやらツゲやらウルシやらの
毒植物ばかりになってしまいます。

うちの近辺の山々がそんな感じ。
クマの餌にはなりえません。

シカはドングリを食べているっぽいので、
クマの食料に直接的な影響もだしとりますな。



捕食者がいなければ
食べ物がある限り増えまくるのが
草食動物というもの。

山が限界まで荒れ果てたときに
自然の力で個体数調整されるはずですが、
その時点でそんな山にクマを養う力はない。

植生を良くしようにも、
植えた先から食われまくるのが
シカだらけな山の現状です。

針葉樹の苗まで食うとは・・・。
(林業被害)




シカから山を守るか、
シカを減らすかしか対策がないと思うのですが、
某クマの会はどう考えるのだろう?

悪意を持って言い換えると、
『山をフェンスで全部囲う』か、
『シカを殺しまくる』か。



『山がこうなったのはこれまでの政治のせいだ!
だから行政が税金で山を囲うべきだ』

とか返答されそう。

だから一般の人に相手にされないんだよ。


一山囲ったところで
よその山が荒れるだけ。

仮に全ての山を囲えたとしても、
結果的にシカを餓死させることになるだけ。

どうあがいてもシカには減ってもらうしかないのですよ。



BUNとしては
罠なりなんなりを駆使して
とにかく殺しまくるしかないという姿勢です。

捕食者絶滅させちゃったんだから
代わりにやるしかない。

生態系に対する人間の責任だと思います。

罠猟のハードルを下げるのと、
錯誤捕獲しない罠の開発が望まれますな。
錯誤捕獲した動物は殴り殺してポイですもん・・・。

遠隔操作で罠を解除できればいいんだけど。

そんな罠の開発は、
(われわれ)研究者の仕事ですな!







もしくは、
パイプカットしたオスシカを
山に放つのが良いのではと思っている。

去勢だとオスがメス化するだけで無意味ですが、
パイプカットならば、
オスが、オスであるが精子を作れない個体になります。

こんなオスが大量にいて、
ハーレムをそこらじゅうで形成すると、
メスの妊娠率を下げられるのでは・・・!?

ただ、シカの個体数がそもそも多いので、
相当数のパイプカットを作らないと効果がない。
そして費用がすさまじそう。

並行してメスの補殺を強度に行う必要がある。

害虫には有効な手段ですが、
哺乳類でやるのは非現実的かも。

シカは妊娠するまで
何回でも発情が来ちゃうからなぁ・・・。





バルザック無血去勢器みたいなので
体外から誰でもパイプカットできれば
お安く済んでよいのだが。

バルザックはダメだ・・・
メス化してしまう・・・。


10/22(月) 避難小屋

こんばんは
用事で都会農場に入ったら
8年ぶりの方に出会う。
BUNです。


都会農場には一か月いただけなので、
顔見知りはそもそもそんなに多くありません。

異動やら退職やらで
それがさらに減っていましたが、
この方にまたお会いできるとは。

嬉しい限りです。




土曜日は安平路山の避難小屋に泊まったわけですが、
寒い・・・。

朝には霜が降りていた。

『真冬の自宅室内(0℃)』を想定して装備を持って行ったので
何とか眠れました。

外気で−0℃台ってところかなぁ。
屋内で5℃前後の体感気温。

フリースとダウンジャケットとウインドブレーカーを着て
そのまま寝袋に入ってギリギリ眠れる感じ。

恵那山の後、
寝袋を強化しておいてよかった。

マットを良いやつにすれば
もう少し寒くてもいけそう。



同じく避難小屋泊だった見ず知らずの方が、
「寒くて全く眠れなかった。」と言っていたが、
ウソつけ!?
前半、ガーガーいびきかいてたやんけ!!

BUNのと同じクラスの寝袋なのに
寝間着はジャージだったです。
そりゃ寝れんですよ・・・。

フリースもダウンもなしとは・・・。
強風雨になったら死ぬぞ・・・。


夜半を過ぎてたら
いびきが静かになって助かりました。

気温が下がって眠れなくなっていたんですな。




星は恵那山の方が良かったです。
安平路山は飯田市街に近くて、
案外明るい。

それでも里よりははるかに暗いですが。

長時間露光をすると、
街の灯りを拾ってしまって
ホワイトバランスをいじらないと変な色に。

うーん・・・イマイチ。
あと、寒い。

寝よ寝よ・・・。





また一つ、経験を積んだな。

さすがアルプス主稜線の山。
良い山でした。


10/20-21(土‐日) 14 摺古木山〜安平路山

こんばんは
道の脇に生えているヤマブキみたいなのなんだろう・・・?
BUNです。

ハギのような枝ぶりに
黄色い花の咲いている植物。

花の密度が低いヤマブキって感じ。
しかし季節的にヤマブキはない。

うーん、車から通りすがりでは判別できないなぁ・・・。
一度止まってみるか。





はぁ・・・
とうとうやらかした・・・

クマ目視確認。


ひーん。

摺古木山〜シラビソ岳〜安平路山の縦走路、
摺古木山〜シラビソ岳間、
シラビソ岳付近で笹原を駆けていくクマに遭遇。

最初は毎度のごとく、
笹原から大型哺乳類のガサガサ音。

が、今回は、見えた。
黒い頭と黒い耳。

笹からひょこひょこ出たり入ったり見え隠れ。


ああ〜案外かわいい形してるんだね〜。
頭と耳の形はかなりかわいい。
ぬいぐるみみたいです。


それどころじゃない!!
距離30m。
こっちに向かってるのか、去っているのか!?

とっさにバックステップしてしまった。
良いんだか悪いんだか。

しかしBUN的には正面に立って目が合うのが一番ヤバイ。
それだけは避けねば。
遮蔽物を!


罠にかかったクマは、
オリの中に居ながら
読めないタイミングで突然向かって来たりしました。

直前まで全然関係ないことしていたのに
いきなりダッシュ。

アレやられたら誰でも逃げるっちゅうねん!

とにかく正面はアカン。

身を隠しながら逃げればたぶん逃げ切れる。
深追いしてくるとは思えん。


木の陰に入って様子を見ると、
良かった、クマは
『逃げている』

焦りすぎてカメラを構える暇もなく。
くっ、どうせなら撮っておきたかった。



うーん、しかしなんでこう毎回遭遇するかなぁ・・・。
偶然を超えている。
なにか原因がある。

前回、前々回は
普通の人なら『なんだろう?』で済む話だが・・・。


鈴の音の割に、
BUNの移動が速いかも・・・?

大きな鈴を増やしてみよう。



鈴を外していつも通り動けば、
鉢合わせできてしまうかも。

写真が・・・撮れるぞ・・・
(でも命がけ)





あ、そうそう、
紅葉は抜群でした。

谷全体が黄に赤に染まって、
快晴の青空に映えること映えること。


10/19(金) 悪路

こんばんは
今季初おでん。
BUNです。

明日も山に登るのだけど、
登山口までの林道がかなり酷い。

自分の車で通れるか
下見にいったのが2週間前。

大雨さえ降らなければ
行けるかなと思っていたのですが、
昨日、一昨日、しっかり降りましたなぁ。

雨でできた溝が深くなっているだけならまだしも、
岩がゴテゴテ転がっているような場所なので、
どうなっているか想像がつかない。


2週間前のままならば、
用意した丸太を駆使すれば
クリアできる見込みでしたが、
こりゃあ・・・。

安全策。
往復5時間増えるけど歩くしかない。


またあのクマ?がガサゴソしていた林道を
歩かにゃいかんのか。

3週間連続クマ(?)遭遇ありうるで・・・。




谷全体が紅葉している見込みなので
それを励みにせっせと歩こう。



10/18(木) 線虫

こんばんは
福島でミンクが増えているとな・・・。
ロードキル落ちてないかな。
ただでミンク毛皮が手に入るとは。
BUNです。

福島まで行かなくても
長野の千曲川付近でも増えていたり。

イタチ系の毛皮は
作りやすいし満足度も高いです。

高級毛皮の代名詞のようなミンク、
一度はなめしてみたいものです。




線虫が奥深い。

いわゆる『線虫』は
『線形動物門』の生き物の総称だそうな。

なんとか線虫、クーペリア、胃虫、肺中、鞭虫、鈎虫、糸状虫あたりは
みんなこの線形動物門。

全部別の分類群だと思っていたぞ・・・。
逆に線虫のくくりが想像以上に広いとも言える。

すごく多様な分類群な気がする。
深く踏み込むとえらいことになりそうな予感。

ウシヤギで問題になる寄生虫の大半が
この分類群に入ってきますな。




しかし、
ウシヤギの寄生虫は
線虫系だけではないのです。

当施設では出たことありませんが
サナダムシ(条虫)も出る場合があります。

あと、ウシに付く『肝蛭』や『双口吸虫』など
吸虫によるものも。

これら条虫、吸虫系は
『扁形動物門』所属だそうな。


『門』違いとなるとデカいな・・・。
持っている薬では駆虫できないっぽい。

サナダムシの体節は
肉眼でわかるほどのものが糞中に排出されるので、
見つけたらそれ用の薬を調達すればいいかな。





薬の有効範囲がだいたいわかった。

使っている駆虫薬に
『線虫一般に有効』とあるので、
どこまでカバーできるのか調べたらこの様態だった。

ウシヤギに付く線虫系なら
ほぼ何でもござれっぽい。

当施設で見られる寄生虫は
線虫系によるものばかりなので、
他の薬は当面いらなさそうです。

虫卵検査で見つけられるので自前で対処できる。

やはり良い薬です。


10/17(水) 緑肥

こんばんは
『ヨメナ』『ノコンギク』
そっくりで区別がつかん!
BUNです。

今の時期あちこちに生えている
いわゆる『野菊』。





レンゲ(ゲンゲ)はマメ科だけど
コスモスはキク科、肥料にはならぬ。

漉き込めば多少の地力にはなるでしょうが、
マメ科+根粒菌の窒素固定には及ばない。

似たような生え方しているから
同じようなものだと思ったら
全然違っていたです。




畑に漉き込んで肥料にする作物を
『緑肥』というらしいですが、
奥が想像以上に深かった。

ただ生やして、ただ漉き込めばOKだなんて、
なんてちゃちな考えをしていたんだ。

植えたい作物に対して、
適切な緑肥植物を選んでいるか?

刈り取って餌に使うか、漉き込んで肥料とするか?

漉き込む時期は適切か?

連作障害や害虫にも注意しているか?

漉き込んだら3〜4週間は作付不能だが大丈夫か?


などなど
かなりデリケートな運用が必要な様です。

針の穴を通すような
年間計画を立てねばなりませんが、
うまく回せる体制を作れば、
安価に、持続的に、上質な牧草地を作れる気がする。

この辺を考えたり、
気を遣うのがめんどくさいから、
みんな化学肥料にいっちゃったのでしょうなぁ。

撒けば即効くもんね。

しかし化学肥料だけじゃあ
長い年月を耐えらないのですよ。

何も考えずに使い続ければ
どんどん収量が低下していきます。




計画を作ってとりあえず実行。

気候や土の影響で計画通りにはいかないだろうから、
その辺を考察して修正。

次に活かす。


以上を繰り返して
安定して使えるようにするのに
3年くらい見とけばいいかな。

経験だけに頼るともっと時間がかかりますが、
論文やら書籍やらにも頼り、
実験的に実施すれば時間短縮は十分可能。


・・・とは言え、
土に関する知識と経験の積み重ねにかかった
これまでの時間を鑑みると、
一人前になるのに結局10年くらいかかっちゃうのね。




とりあえずコスト計算してみよう。

施肥量と緑肥の効果から
お値段を算出できるでしょう。


10/16(火) ウリキレ

こんばんは
そろそろシャワーだけのお風呂は限界。
BUNです。

ロッテリアで
チーズバーガー5段重ねが500円とのことなので
祭には乗っておかねば損だということで
遠路はるばる山を下って行ってきました。

売り切れ・・・。

超がんばって走ったのに・・・。



現実的には5段重ねなんて食べたら
お腹もたれちゃうだろうから、
解体して2枚くらいは
明日の朝ごはんにしよっかなぁなんて考えていたのですよ。

最近マクドナルドのクォーターパウンダーですら、
途中で気持ち悪くなる・・・
でも食べちゃう。



それでも
肉とバーガーはすばらしい。

三食自炊の山引き籠り生活をしていると、
ハンバーガーほどおいしいものはないと思えてくる。

あとポテト。
なんかもう中毒じゃないかと思えるほど、
たまに異常に食べたくなる。

食べたさのあまり
自炊で似た様なものを
再現できるようになってしまった。

揚げるときに油の温度を途中で変えるのがコツだ・・・。

外はカリカリしているのに、
中はふっくらなあの・・・。





でも売り切れ・・・。
こんなに焦がれても届かぬものがあるというのか。