那覇マラソン・レース!2003.12.7.


うらあああ!!!
よっしゃ来たあ!!!

戦いの朝だああああああ!!!!!

走ってみるまでなんともいえないが、多分調子はいいだろう。
朝、眠くてアップにいけなかったが何とかなるだろう。
眠いのには勝てないのだよ。



会場へ行くとすさまじい人。
結果を先に書いておくと、

■第19回大会

◆天気/晴れ  ◆気温/20.1℃ ◆湿度/57% ◆風速/9.7m(北北東)
■大会期日/2003年12月7日(日) 午前9時 ■場所/奥武山陸上競技場
■応募者/20,717人 (男16,138人・女4,579人)■参加者/17,218人 (男13,392人・女3,826人)
■完走者/11,664人 (男9,737人・女1,927人)■完走率/67.70%
■県内参加者/12,777人 (男10,043人・女2,734人) ■県外参加者/4,307人 (男3,249人・女1,058人)


うひゃあ、
参加者が17218人!?すげえ!!ゼッケン番号でスタート位置が分けられるので、
BUNのスタートは9000番位か・・・さて、何人抜けるやら。というか完走できるのか!?

天気も回復したし、後は自分次第だ!!!

ちなみにコースはこんな感じ。→
しっかり42.195kmですよ〜。

スタート
これがスタート
午前9時に号砲・・・しかし進まない。人多すぎ。
スタートラインにたどり着くまでに15分もかかった。
やはり自分の時計でタイム測っておいて正解だった。


最初の10kmは楽ちん。人が多すぎて全くスピードが出せない。
あ〜〜イライラする・・・。力が強制的に抑えられるから逆に疲れる。

あと・・・

ずーっと俺の横にいるこのUSネイビー(海軍)、誰か何とかしろ!!
このUSネイビーとは気持ち悪いくらい何度もあう羽目になりました。



10km過ぎてちょっと疲れてきたころにやっとまともに走れるようになりました。
ここからが本番やね。とはいっても
見渡す限り人人人+USネイビーですが。



異文化


それにしても暑いな・・・。汗がどんどん出てくる。
給水を気にしないといけないかとも思いましたが、
沿道の一般市民の皆様が色々(黒砂糖とか)差し出してくれるので助かります。
(これ重要)
どうも向こうの人にとって、この大会は祭りみたいなもののようです。


しかし住民さんの差し出す異文化がBUNに酷いダメージを与えることに・・・。
20km過ぎてかなりだるくなってきたころ・・・。黒砂糖のおいしさを知ったBUNだったのですが・・・

『あ〜、黒砂糖欲しい・・・。』

『あっ!あの人黒砂糖差し出してる!いただきます〜!!』

『パクリ・・・』

『酢っぱ!!!???』

何だこの黒砂糖、すっぱいぞ!?それ以前に、何で黒砂糖にがあるんだ!?

かなりのパニックです。体力低下と暑さで当然思考が鈍っているので、かなりのダメージです。
うおおお!?吐きそうだ。
あとからわかったのですが、あれは沖縄のお菓子、
『すっぱいまん』だったみたいです。
要は干し梅干なのですが、見た目が黒砂糖そっくり。
『すっぱいまん』CM用看板の具志堅用高の笑顔が非常に憎たらしく見えます。
ちくしょう・・・すっぱいまんめ・・・。

こんなバカなネーミングの商品に危うく
葬り去られるところでした。
すっぱいまん

しかし沿道をよく見ているとおかしなもの配っている人がいるな・・・。

バナナ一本をかわをべろんちょとむいたあの状態で差し出す。とれるかっちゅーに!
寿司。リッチだ・・・マラソン中に食べられません。
さーたーあんだぎー。脂っこかった。
冷凍のアメリカンドッグ。さーたーあんだぎーと思って食べたら中からソーセージが出て来てあせった。
おにぎり。まあ確かに力は出ますが・・・。
ドラゴンフルーツ。行列が出来ていた。お前ら真面目に走れよ。
そば。だから並んでまでもらうなっての。


一部、どう考えてもギャグです。

いやいや、きっと走りつかれて荒んだ心を癒してくれているに違いない。
なんと、体だけでなく心もサポートしてくれるのか!
那覇市民大好き!!



きつい
この辺が中間地点
21km、中間地点を足切りタイム(3時間)の1時間前に通過。
高橋尚子ならば今頃ゴールか・・・本当にすごいな。



しかしここでトイレによって気がつきました。

足が深く曲がらない・・・。

知らない間にかなりきつい筋肉痛です。
しゃがんだら立ち上がれるか微妙です。
まずい・・・このまま突っ走るしかない。

ひめゆりの塔の横を通りましたが、寄り道している余裕はなさそう。
とにかく一歩でも先へ進まないと手遅れになる。
赤い瓦の民家が続く・・・
それにしても景色がおもしろい。
人もおもしろい。(時々沖縄民謡踊っている一団がいたりする)

なるほど、これがこの那覇マラソンが他のヤツよりも楽で楽しいだと言われるゆえんか。

体はぼこぼこですが、精神汚染はあまり進んでいません。
ちなみに20km過ぎたあたりでリタイヤという言葉は頭から消えました。
もうここまできたら
『死んでも走りきる』の一念のみ。




もう無理

サトウキビ畑を横目に・・・
救急車で運ばれる人が出たり、寝ている人がいたり、ストレッチしている人がいたり・・・。
みんなぼろぼろだ。よくこんなになってまで走るものだ。それは自分もだけど、わけがわからん。

何で走っているか考えてしまいますが、今は足をうごかすのみ。


30km過ぎて気がついたのですが、足に水をかけると明らかにスピードが上がります。
筋肉が熱でパワーダウンを起こしているみたいです。
あと、
頭から水をかぶると真水が塩水に!全身に塩が出来ている・・・。



しかしそれも37kmまで。
そこでついに
足の裏がつりました。いてえ!う・・・これは走れない。
あとでわかったのですが『足底筋炎』とか言う傷害らしいです。
何でも足の裏への負担が限界を超えっちゃったみたいです。
BUNの鍛え上げた筋肉(短距離用)は、マラソンでは完璧に邪魔者でした。

靴はいているだけでも痛いので、仕方がないから裸足で歩いて進むことにしました。
ここまで来て退けません。あと5km・・・。





ゴールへ

リタイア