阿蘇山で遊ぼう
2007/9/26


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2007/9/26(水) 阿蘇山へ

世界の車窓から・・・

今日は熊本の車窓からの
景色をお送りします。
ステキな農村風景

うわ〜い、田舎ー!!



電車にガタゴト揺られて到着したのは
『阿蘇駅』
ガタゴト
阿蘇駅
ここまで来てまっすぐ帰るわけないだろ!!


昨夜の懇親会の後、
駅で時刻表を調べてみたら
朝早いけどやはり行けることが判明。

阿蘇山を目指してみることにしてみました。



そしてやってきた『阿蘇山駅』。
でも行く
運休・・・だと・・・?
『火口行ロープウェーは運休しています』だと・・・?

まぁいいや。
ここまで来てまっすぐ(略)!!

山頂に行けずとも、
山頂近くまでは行けるのだろう。

じゃあ行こう。





ここから山頂手前のロープウェーまでは
バスで向かいます。




阿蘇山山ろくに牛が放牧されている。

夏の間の放牧地でしょうな。
山ろくはほとんど放牧地。

さすが九州、
肉牛生産量豊かな地域だけある。
すごい規模。
窓から撮ったからぶれている
車窓から
赤牛も結構いますな。
本州だと珍しいです。

でかい景色だなぁ・・・。




山頂へ
みやげ物屋完備
山頂手前駅
自動車で来れるのはここまで。

この先はロープウェーで登りますが、
山頂の火山ガス濃度が高いと、
運行してくれません。

さてさて、今回の旅はここでお終いかな・・・?


ぎゅーんぎゅーん
ロープウェー
乗れたし。


ボコボコだ・・・
荒地
着いたし。



噴火したら逃げ込むらしい
シェルター
シェルターあるし。


足元に人の頭よりでかい
軽石とか溶岩の塊とか落ちている・・・
これって火口から飛び出してきたのか・・・?


何かと危険な場所らしい・・・。
↓こんな看板があった。
パトランプが光ります
看板
:大変危険なので避難してください(避難、下山
:喘息の方は警告、一般の方は注意(駅舎避難)
:喘息の方は注意、一般の方は安全
:安全
火山ガス濃度(二酸化硫黄)で避難させられうるらしい。

げ・・・!
着いた時点で
緑色が点灯していた。

火山ガスってそんなに危ないのか・・・。



急いで火口を見ておこう。
火口の液体は温泉みないなもんだろう?誰か入れよ。
阿蘇山火口
これが阿蘇山火口・・・。

断崖絶壁だな・・・。
縞々模様が見られるけど、地層?


蒸気と火山ガスの混じった煙が立ち上る・・・。

阿蘇山火口パノラマ写真


火山ガス


火口の眺めに感心していると、
放送が入った。

火山ガス濃度が上がったから
駅舎に避難しろ、
とのこと。

風向きが変わって
火山ガスがこっちに流れて来たからですな。



どれ・・・。
せっかくきたことだし
火山ガスとやらを体験しておくか。

湯気の風下へ駆けていってみると、

ごふっ!!!??

なんだこれ!??

ゲほッ!!?


気管が急激にすぼまったような感じ。
息が苦しい。
意思と関係なく咳が止まりません。

これはヤバイ。
もっと高濃度で吸い込んだら死ぬ。

体力で凌駕できるかと思ったが、無理。

硫化水素自殺が一時期流行りましたが、
こりゃ全然楽じゃないわ。
死ぬほど苦しくて死ぬぞ。
悪いことは言わん。やめておけ。




フゥーフゥー・・・。
死ぬかと思った。

駅舎に逃げ帰るころには
先ほどの警告ランプが
『赤』に。
サイレンが鳴り響いてる!!

近くにいた外国人が大笑いしている。

山頂にいた人は
強制退去させられました。

駅舎に空気清浄機があったのが印象的でした。





下山

バスの時刻表を見たら、
『阿蘇駅』側へ戻るバスがしばらく無い。


山の反対側の駅まで降りました。
駅に着いた
田舎の駅って感じで良いなぁ。
バス停から数km歩いて、電車の駅にたどり着きました。

本格的に『世界の車窓から』っぽい
田舎電車
鉄道マニアじゃないけど、
この背景に単線、二両編成列車は映える。


良い看板があった。
わかりやすい看板
ナイス看板
さっきから周りに見えていた
延々と続く山は、
『外輪山』と呼ばれ
阿蘇山を円形に囲んでいるのだそう。

不思議な景色だなぁ。
円の中に入ると
なおさら不思議な感じです。




大昔の『阿蘇山』は超巨大。

阿蘇山が噴いた溶岩で
九州ができたらしいってくらい(うそ臭いぞ)。

それで溶岩を噴出しすぎて
『阿蘇山(大昔)』の中央付近が陥没して、
このお椀状の地形になったそうな。

『外輪山』は『阿蘇山(大昔)』の
すそ野だったという!!


めちゃくちゃ巨大な山だったのだなぁ・・・。

阿蘇山の外輪山
↑この周囲を完全に取り囲んでいる外輪山が
昔の阿蘇山だったとは・・・。

このように火山の陥没でできた凹な地形を
『カルデラ』というそうです。


この外輪山の内側、
とにかく農村風景ばかりで何も無いのですが、
それが本当に良い。

これだけダイナミックな現象でできた地面に、
のんびり広がる農村・・・。

ここまで味わい深い風景はなかなかない。



温泉も豊富なので、
阿蘇山と温泉だけで
また来る価値があります。


それだけに
弾丸旅行過ぎて
温泉に入れなかったのが悔しい・・・。

せっかくの火山の国に来たって言うのに
なんともったいない!

また別府温泉にでも入りに来るかなぁ。




さすが火の国。

九州も『熱い』場所でした。


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