2日目 異文化(文章中心)


サルファーマウンテン
 さようならアイスフィールドパークウェイ。
再びバンフの町まで戻ってきました。
バンフ近郊のサルファーマウンテンが今日の最終目的地です。
『サルファー』は『硫黄』。温泉わいてます。

温泉は明日入るとして、今日はバンフの街を一望できる展望台へ行きます。

ゴンドラに乗って〜。ゴンドラから見える景色が相変わらずすごい。
展望台



 
左・U字谷。氷河の侵食で作られる谷。
右・バンフの街。こうしてみると本当に山間の街だなあ。



展望室でこんなん見つけた。この色・・・本当に喰えるのだろうか・・・?
この機械、構造的に何か袋がないとお菓子が取れないようになっている。
実際使っている人は誰もいなかった・・・。(使えばよかった・・・。)

街の中へ帰ってきて思いました。
日本とは違う、と。

基本的には人の住む世界。ぱっと見た感じでは大差ないです。
しかしこうしていろいろその国を見て、その空気を感じ取ったうえで、
その国の文化やシステムの話を聞かせてもらうと、なるほどと強く思わせられます。
やはり日本で文字で見たものと、実際カナダで感じたものインパクトの差は歴然だったと思う。
人々の気風の差がこれほど社会システムに影響しているとは思いませんでした。


名古屋弁集団が時差ぼけで車内で眠り続けてくれたおかげで、
ガイドさんからいろいろな話が聞けました。
BUNみたいに長時間移動や、昼夜反転調査、半徹夜スキーをやって
不規則な生活に慣れている人間は時差ぼけないそうで、非常に快適でした。。
(看護婦さんとかも時差ぼけないらしい。)



ガイドさんに聞いた話から日本・カナダの違いの例を出すと、
『老後への考え』などがわかりやすそうです。

日本では老後のためにお金をコツコツと貯めるのが普通です。

しかしカナダの人は、あまり貯金をしないで週末にパーッとお金を使っちゃうらしいです。
この辺はキリスト教の考えみたいです。
失業率が10%前後と日本より高いですが、カナダ人は深刻な問題と捉えていないよう。
冬には観光以外の産業の少ない国なので、冬になる度に失業する人もおり、
失業はたいした問題じゃあないと捉えられている模様です。
むしろ失業保険を受け取るのは当然の権利とされる・・・らしい。

ガイドの人から聞いた話なのでどこまで本当かは怪しげですが、
州政府の税制、政策と比べても通じるところのある国民性の自由奔放さを感じます。
あの話は結構当たっているのかも。

明日死ぬかもしれないのに10年後のことを考えてどうするの?

すごい質問されたな・・・。返事できないや。


しかし・・・実態はどうなんだろう・・・?いつか自分で調べてみよう。



いろいろ考えさせられましたが、
ひとついえるのは、
『日本が普通、標準と思ったら大間違い。』
今まで無意識のうちにこの考えになっていることに気がつきました。
このフィルター越しに海外を見ていたから、海外へ行くのが不安だったりしたのだと思います。
このせいで海外のことを正しく見れていなかった感じです。

とはいっても、なめてかかると痛い目見るのはどこでも一緒なのは忘れずに・・・。





最後に、バンフの最高級ホテルを見て帰宅です。
昔からの造りが見ものだそうで。

バンフができた当初からあるという、『フェアモントバンフスプリングス』
景色に溶け込んでいる感じがいい。泊まってみたい・・・。
確かにすごいなあ。まさに外国って感じですね。



えっ!?名古屋弁集団あそこに泊まってるの!?


安い時期で
一泊$500だよ!?(¥45,000位)
俺の泊まっているところの約10倍の値段だよ!!?

あの年金生活者どもがあ〜、我々の血税をよくも・・・。


うらやましい・・・。




名古屋弁集団に翻弄され続けた一日でした。
何でカナダでこんな目に・・・。



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