BUNと家禽


はじめに
家禽と書くと食料動物のようでちょっと嫌ですが、
表す言葉がないので『家禽』のままです。

少々写真が小さいですが↑はシナガチョウというガチョウです。
BUNが家禽大好きになったきっかけはこのシナガチョウでした。


ガチョウと一緒
BUNが小学校5年生のとき
移動動物園で卵をもらって孵しました。

学校から帰ったら
孵卵器の中でヒナがうろうろしていた感動は忘れられません。

名前は『ぴっぴ』。
ヒナのときはそれはそれはかわいらしく、
『ピーピー』いっていたので安易にネーミングです。

すると成長途中から声がだんだん変化し、
ついには
『ガーガー』に。
しまった、ミスった!

ぴっぴは色々なことを教えてくれました。
犬とは一味ちがう付き合い方をすることができ、
とても貴重な体験をすることができました。何よりかわいいし。

メスだったので卵を年間60個くらい産んでくれました。
ニワトリの卵の約3倍の重さで、
とても濃厚な味でおいしかったことを覚えています。

しかし動物には寿命があります。ぴっぴも例外ではありません。
BUNが高校1年の夏のある夜、なんだかぴっぴの様子がおかしいのです。

ついさっきまではいつものように喜んで餌を普通に食べていたのに・・・。
ついにはBUNが近づいても、抱いても、
手をたたいても反応してくれなくなりました。

瞳孔が開いてしまっています。
そしていつもいる場所をうろうろと歩いています。

死ぬ場所を探していたようです。
ぴっぴの様子がおかしいのはわかってもどうすることもできません。

その晩3時に様子を見に行ったときにはぴっぴはもう死んでいました。
泣きました。
死んで1年くらいはぴっぴのお墓の前に行くと
どうしても泣けてしまう・・・。



それから3年・・・
大学生になったBUNは
大学の孵卵器を使って今度はアオクビアヒルを孵しました。

下痢でふらふらになった状態で大学へいったら
孵卵器のなかでヒナがうろうろしていたのは忘れられません。

下痢で辛かった記憶とともにうれしい記憶が残っています。

アヒルの名前は『ぺち』。
こうしてBUN2度目の家禽とのつながりが生まれたのです。
さあ、アヒルは何を見せてくれるのやら。

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